見出し画像

子どものために、毎日おやつを手作りしたかった【理想と現実を振り返る】

お菓子作りが好きな私(最近全く作れてなかったけど、今日娘と一緒にカップケーキが作れました…!)

そういえば、昔こんなこと思ってたな〜という話を思い出したので、理想と現実を振り返って感じたことを書いてみようと思います。

お母さんの「おかえり」

私は結婚するずっと前から、”いつか自分の子どもが幼稚園や小学校に行くようになったら、帰ってくる時間に合わせて手作りのおやつを用意し、家で「おかえり」を言う生活がしたい”と考えていました。

母は専業主婦だったので、幼稚園の帰りのバスのお迎えに毎日来てくれたし、小学校から帰ってくる時間には家に居てくれた。
だから私も大きくなって子どもができたら、おかえりを言うために家で待つのが当たり前だと思っていたし、それが幸せだと思っていました。

仕事と家庭、どっちか選ばなきゃいけない?

ところが、社会人になり結婚して、子どもが産まれる過程で考えが少し変わってきます。
育休中、毎日家にいて子どもと過ごすことになぜかストレスを感じていました。
家事をして育児をして1日が終わる。
子どもは可愛いし、家事も育児も嫌じゃないのに何故…?

答えは、仕事の楽しさややりがい、社会とのつながりが私の心の安定につながっていることを知ってしまったから。
フルタイムでバリバリ働いていた私にとって、仕事をすること=生きることのように思えたのです。

私の性分上専業主婦は向きませんでした。
となると、冒頭に書いた「毎日おやつを作り、子どもの帰りを待つ」理想像は、残念ながら叶えられません。
(頑張っておやつを作り置きすれば、そこは達成できるかも?と考えたけど、ノルマのように感じてストレスになるのが目に見えたのでやめました)

そして、そもそも育休をとっている時点で幼稚園ではなく保育園に預ける選択肢しかありませんでした。(送迎バスもないので、当然家で待つこともできない)

私は家庭より仕事を取ったのだろうか。
家でおかえりを言えないお母さん像は、私の描いていた理想とは違うんじゃないか?
これまで何度も考えました。

保育園へお迎えに行くと…

ところが、仕事に復帰後いざ子どもを保育園へ預けてみると、新たな気づきが。

毎日夕方保育園に行くと、子どもが「ママー!」とダッシュで走ってきて、ぎゅーっと抱きしめてくれます。
はじめてこれをされたとき、「あー、幸せ」
と思いました。
預けてごめんねとか、寂しい気持ちにさせてないかなとか、ネガティブなことばかりはじめは考えていたけど、離れている時間がある分平日の夜や休日の使い方を考えるようになりました。

手作りのおやつは毎日あげられないけど、今日のように一緒にお菓子作りをするのも良い思い出になります。

自分と子どもの気持ちが大切

私は結構家庭と仕事の両立についてバイアスがかかっているなと感じることがあります。
そんな時は、いつも決まって”今、大切なことは何か”を整理するようにしています。

何をするかより、どうなりたいかを考え取捨選択を上手にすることが、両立をこなすポイントだと最近になって実感しはじめました。

子どもにとって、手作りのおやつが必ずしも重要なポイントとは限らないですしね。
(市販の方が美味しいパターンも往々にしてあります)

要は、お互いが日々楽しく過ごせれば、それが正解ということなのです。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集