夫とクローゼットの断捨離をしていたら、「宝箱」が出てきた話
「はなちゃんの宝箱出てきたよ」
夫とクローゼットの断捨離をしていたら、「宝箱」が出てきた。
は?宝箱???
と思ったが、受け取って開いたらなるほど、これは「宝箱」だ……と思った。
実家を出る時、次男がお腹にいる時、の2回引っ越しをしているのだが、その2回の大規模断捨離を掻い潜り、手元に残されてきた子供の頃からの「宝箱」である。
具体的には、
レイアースの応募者全員サービス
セーラームーンのネックレス
一回なくしてしまい、泣いて謝ってなんとかもう一個買ってもらったポケットピカチュウ
お母さんがくれたマルちゃんとキティちゃんのコラボキーホルダー
みたいな、別に使わないけど、捨てるのも憚られるような、見るとちょっとしたエピソードが思い起こされるような、そういう小さいものたち……。
す、捨てられねぇ〜〜〜〜
(こうしてモノは減らないッ……)
しかし、だ。こういうものだけだったら「わぁ、なつかしー!」(そっ閉じ)で終わる。(←片付ける気あんのか?)
の、だが、なにより恥ずかしかったのは、
それらの上に、付き合う前の夫のピン写真が載せられていたことである。
え、なに?ブロマイド…みたいな……?
箱を開けた瞬間に夫である。夫をのけると、小さなキーホルダーが詰め込まれた、箱である。
これを見た上で夫自身が「はなちゃんの宝箱あったよ」と言ってきたの、ピエ……🥹🥹🥹
アイドルのブロマイドならまだしも、若き日の夫の写真をご丁寧に「宝箱」に入れてしまっているワタシ…………
は、はずかし………(震)
わざわざ現像した若き日の夫の写真もなんか逆に捨てにくいじゃん………本人の目の前で…………
ということで、戻す(断捨離とは???)
と、私が一つの箱に何分もかけているあいだに、子どもたちが他の「俺のブラックボックス(=黒歴史の詰め込まれた謎の箱)」を勝手に開けていた。や、やめろぉ!
歴代のガラケーたち…
オタ活グッズ………
推しのシール…ポストカード……
や、やめてくれぇ!
俺の…青春ッッッ……!!!ワァッ
ガラケーを片手に「昔のケータイだ!ー「これおままごとに使おうよ!」「しもしも〜!」と言っている息子に「『しもしも』ほど古くはないです」と静かに告げつつ
私は「宝箱」のなか、夫のブロマイドの上に『化物語』戦場ヶ原ひたぎのポストカードとキーホルダーとシールを入れた。
また、増えたな。宝物。
こうやって「好き」が地層になっていくんだね。
歳をとるって、素敵だね。
で、わたし何してたんだっけ……。
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