舟和カフェ、あんこ玉、芋羊羹。
夫と浅草の舟和カフェに行きました。
最初から舟和に行こうと思ってたわけではなく、たまたま浅草に行ったら至る所に舟和があり、吸い込まれてしまったという感じです。
舟和のあんこ玉と芋羊羹、幼い頃によく食べていたんです。
5歳の頃に亡くなった祖母は、甘いもの、味の濃いものが好きなひとでした。レモンのハイチュウを常に持ってて、こっそり分けてくれたりもしました。
そんな祖母が我が家にくるときや、祖母宅に遊びにいく時によく買っていたのが舟和の和菓子。
つるんとして、宝石みたいなあんこ玉。何色を食べるか弟とよく揉めました。家に帰ってきて芋羊羹があると、すごく嬉しかったな。
しばらくあんこ玉も、芋羊羹も、ご無沙汰だったのですが……店先であのつるんとしたあんこ玉を見てしまったら、なんだかもうたまらない気持ちになってしまって……
直営店はなんとか通り抜けたものの、帰り際に遭遇した「ふなわカフェ」には太刀打ちできず。
パフェやケーキといった、カフェ限定メニューもたくさんあるなか、
「あんこ玉と芋羊羹を食べたい……」「そしてそれに合うであろう、抹茶を飲みたい…」
という超絶渋いチョイスをかます私。
もう直営店でテイクアウトしろや!と言われてもおかしくないでござる🫠
なんかソワソワして、「せっかくカフェに来たんだから、パフェとかにしないのも変な話かなぁ〜アッハッハ」と、誰に向けたエクスキューズなのか全くわからない発言をしてしまいました。
すると夫は
「いいじゃんべつに。あんこ玉と芋羊羹がいいんでしょ?買ってくるね」
とさっさとカウンターへ。
もう〜!ばか〜!すき〜!()
大好きな思い出もあんこ玉と、芋羊羹を、夫にも食べてみてほしいって気持ちがあったから嬉しかったです。
そんなわけで、2人で分け合いながらあんこ玉と芋羊羹と、抹茶をいただきました。
いちご味とみかん味のあんこ玉、どっちも美味しかった!昔なら一口で口に放り込んでいたあんこ玉を、ちまちま切って食べて、夫ともわけて食べて、不思議な気持ちになったよ。
芋羊羹も、芋の甘さが苦手な夫も食べてくれた!記憶の中の芋羊羹よりも優しい味で、なんだか沁みたし、「もう2本いけるな」と思いました。
なんかもっと頻繁に食べてもいいかも。
それに、今度は、母とも来たいかも。
決してケーキやパフェみたいな華やかさはないけど、安心と安定がある舟和の和菓子たち……。
食べたことないひとはぜひ試してみてほしいです🙌
(船橋屋の葛餅も同じくらい大好きなので、その話もまた今度したいな)