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10年目のラブレター 「あの日見たアニメの名前を僕達は今もハッキリと思い出せる」

【私の推しは3次元だったが、推しの推しは2次元だった件】

私の推しは、同じ学科の後輩くん。
ただのアニメヲタクかと思いきや、スポーツも勉強も謳歌する熱血タイプのアニヲタだった!

一方、はっきりいって地味で、モブキャラだった私が、そんな後輩くんと一気に距離を縮めることになっちゃって……?!

私、いったい、どうなっちゃうの〜?!


きっかけは、とある一本のアニメだった。

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「私もあのアニメのイベント行ってきたんだ〜!すごいよかったよ!」

これは、たまたま共通のアニメイベントに行ったことから、ヲタトークをかますべく自習室で「推し」に声をかけた10年前の私。

そして、そのアニメとは、こちら。
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」

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通称「あの花」(以下「あの花」と表記します)
当時、渋谷では「あの花」に出てくる「超平和バスターズ」の秘密基地が特設されていた。

「あの花」にハマり、最終回を携帯のワンセグテレビでリアタイしてボロボロに大号泣していた私。
友人とその秘密基地を拝みに行ったのだった。

まさかこの会話から、"3次元の推し"として崇め奉り、一目姿が見られれば「今日はいい日だ」とホクホクしていた彼と付き合うまでになるとは思いもよらなかった……

モブ女、まさかのヒロイン枠へのシンデレラ登用

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はい、ということで。思いもよらなかったけれども、アニメトークがキッカケとなり、私たちはなんやかんやで付き合うことになった(長くなるので詳細は端折ります)

しかし、モブ女だったところから彼女になるのって、自分で言うのもアレだけどシンデレラストーリーめいてて夢があるなと思う。

のんびりゆったり交際を重ねつつも、何本も2人でアニメを見て、イベントに行き、アニメ以外の趣味も一緒に楽しむ仲になっていた。

そして、なんやなんやであっという間に5年の月日が流れた。

聖地・秩父での、忘れられないプロポーズ

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交際5年目の春。
かつては雲の上の推しだった彼から貰ったプロポーズ。涙涙で受けたのは、秩父の星空の下だった。

秩父にドライブに行こう。
「あの花」の聖地巡礼もできるよ。

そう誘われての小旅行。
秩父は「あの花」の舞台、いわゆる「聖地」。
そして「あの花」というと、私としては「あの日」のことが脳裏に浮かんだ。

しかして彼は、こういった思い出をすーぐ忘れるタチ。いやいや、ただの偶然かもしれない。

「あの花はさ、私が最初に声をかけて、仲良くなるきっかけになったアニメだなって思ってて……だからなんか感慨深いな〜」

↑忘れられていても傷つかないように防衛した、精一杯の言い回し、お察しください

「うん、だから選んだんだよ、秩父」

エーーーッ!そうなの!やるじゃん!!!(大号泣)(彼は、こうしてたまーに特大ホームランを打つのである)

ありがとう!あの花!ありがとう!めんま!
ありがとう!じんたん!ありがとう!ゆきあつ!


「笑顔でさよなら」しないでここまで歩いてこれた奇跡

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そんな「あの花」は、今年で放送10周年。

これは私にとってなにを意味するかというと、「あの日」から10年ということ。私たちが付き合い始めてから10年ということ、だ。

君と夏の終わり
将来の夢 大きな希望 忘れない
10年後の8月また出会えるの信じて
最高の思い出を

「あの花」の主題歌だった、「secret base 〜君がくれたもの〜」

元々はZONEの曲だったのを、キャラクターたちがカバーしている。原曲は原曲で、ドラマ「キッズ・ウォー3(ファイナル)」の主題歌だったので思い入れがある。井上真央ちゃん。見てた。

この曲に擬えて、今年「あの花」10周年のイベントが開催される。

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いやもうメインビジュアルだけで泣いちゃうよぉおおおだってヲタクだものみつを

あれから10年経った登場人物たちの姿。
ずっと変わらない、めんまの姿。
超平和バスターズのみんなは、どんな10年を過ごしたのかな。イベント行けそうなら、行きたいな。

この10年で、変わったもの。そして、変わらないもの。

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私の10年は、「あの日」から大きく変わったよ。「あの花」を見てなかったら、イベントに行かなかったら、声をかけなかったら、きっと今の私はないだろう。

眺めているだけだった推しと、付き合って、結婚して、2人の子どもに恵まれて暮らしている。そんな、私の10年。

10年経って変わってしまったものもたくさんある
恋の甘いトキメキはいつのまにか遠くへ消えた。かつて許せていたことが許せない!ということが増えた。育児に追われて、2人の時間も減っていく。

でも、変わらないのは……彼はいつまでも私の中で「推し」だということ。

私は推しと結婚して、推しの子どもを生んだ、幸せな女だってこと。これは、息子2人を産んでも揺るがない。私はいつだって、箱推し前提の夫推しだ。

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みおいちさんの企画を、たまたま目にしまして……!はじめましてで突然の参加ですが、夫との出会いのエピソードを書かせていただきました。

恋の思い出の記事を募集します。
キュンでもズキッでも大丈夫🙆‍♀️
応募される方は投稿時に
#恋の思い出企画
をつけて
この記事を貼って投稿してください。
https://note.com/mioichi/n/nf6cf3e33fd4b
3月31日までにお願いします。

恋の思い出」だなんて、素敵じゃないですか……

日々育児家事に追われ、周りに「恋バナ」してくれるような年齢の友達も減っていき、日々パッサパサ。
うんちとミルクと恐竜と危険生物と電車に明け暮れる日々に、突然の潤いです。ピチピチウルウル。

なかなか本人に直接はこういうことって言えないし、振り返れない、です。企画の場を借りて出会った頃のトキメキを思い出して、なんだか初心にかえれた気がします。

キラキラな企画、本当にありがとうございました!


いつもお読みいただきありがとうございます! いただいたサポートは、銭湯巡りで息子たちと瓶牛乳飲むときに使わせていただきます🐄♨️