結婚式が「人生で一番幸せな日」でいいの？

2024年7月19日 22:03

❖ 結婚式の特別感や幸福感を、結婚式じゃなくて”毎日”、花嫁・花婿じゃない人にも感じてほしい！
このnoteではウエディングプランナー × キャリアコンサルタントが「日常を特別にする方法」や、婚活女子・結婚準備中の方々に「本当に必要な結婚準備」をお届けします✎𓂃ᐝ

ブライダル従事者の私が声を大にして問えることではないのですが、果たして結婚式が「人生で一番幸せな日」でいいのでしょうか。

「そんなの集客のためにブライダル業界が言ってるだけでしょ」と言われてしまいそうですが、実はそんなこともなく

私は12年間この業界にいますが、結婚式を挙げたお客様から何度もこのお言葉を頂きました。

その度に思うのは、結婚式をしないカップルも、結婚をしない選択をする人だっているからこそ、「人生で一番幸せな日」を結婚式ではなく日常で創ることがでたらいいのに！ということです。

そして、私は「人生で一番幸せな日＝特別」を日常にすることはできると確信しています。

皆さんも、特別を日常にしませんか？
これからはそんな発信していきたいと思っています。

なぜ結婚式で幸せを感じられるの？

夫婦や家族の絆が深まる、大切な人が集まる、沢山の人に祝福してもらえる…色々ありますが、一言でまとめるなら「感動するから」です。

心理学では、「感動体験」には幸福感や満足感を促進し、他者との共感や繋がりを強化し、新しい目標への意欲を高める効果がある。と言われています。

そして感動体験は強烈な記憶として残り、何度でも思い出されるので「人生で一番」なんて言葉が使われるのでしょう。

では、なぜ結婚式は感動するのか。

一番は「日常では伝えない気持ちを伝え合えるから」ではないでしょうか。

よくある花嫁の手紙のシーンはもちろん、結婚式で感動する瞬間のほとんどは、気持ちが伝わり合っている時です。

新郎新婦には何が起きているのか

「感動」の前に、新郎新婦はどんな状態なのでしょう。

この日の新郎新婦は、自分たちにとって大切なことは何か、大切な人は誰かを理解しています。

なぜなら結婚式の準備期間に、こんなことを考えるからです。

自分にとって本当に大切な人は誰なのか
その人にどんな気持ちを伝えたいのか
その人に自分たちは何がしたい、できるのか
家族はどんな存在で、どんな想いを伝えたいのか
これから先、何を大切にしていきたいのか

つまり、結婚式の準備はこれまでの人生を振り返り、人間関係や自分の気持ちの棚卸しをする機会になるのです。

そこで深まった想いを、大切な人に改めて伝えることができる。
だから結婚式は感動するのでしょう。

史上最高に「自信のある私」でいられる

その他にも、結婚式は花嫁に自信を与えてくれます。

なぜなら、花嫁のほとんどはこの日のために美容に勤しむからです。

この日のためにダイエットをしたり、ホワイトニングにエステ、美容室に行ったり、シェービングをしたり…

普段から美容にこだわっている人も、結婚式だと更に力を入れるでしょう。
そこにプロのヘアメイクとエディングドレスの力も加わり、自分史上最高にキレイな姿をお披露目できるのです。

この自信が花嫁を更に輝かせ、自己肯定感を上げてくれます。

「特別」を「日常」にするために

結婚式にはイベントならではの高揚感があります。

これを日常で感じ続けるのは難しいけれど、「人生の棚卸し」や「感動」は日常でもできます。
そして、自信を持つための美容を日常に取り入れることも可能です。

更に、そこに「キャリア」の視点が加われば、日常がもっと輝きだすと思うのです。

なぜなら、結婚をするといつか必ずライフステージが変化し、きっとキャリアに迷うタイミングが来るからです。

人生の棚卸しをするタイミングで、キャリアの棚卸しもする。
結婚をする前に、実は最も必要な準備なのではないでしょうか。

その準備が万全となったとき、「特別」は「日常」になるのでしょう。
私はウエディングプランナー・キャリアコンサルタントとして、これからそのヒントを発信していきたいと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。