人生の8割は偶然でできている
日々同じことの繰り返し。
そんな毎日でも、たまーに
「あ、なんだかこの人の考え方好きかも」
「これ楽しそう!」
と、心ときめく瞬間があったり
今までやったことのない仕事や役割を任されたり
何気ない会話から「これやってみる?」が生まれていたり。
日々さりげなく、
様々な出来事があなたの前を通りかかっています。
そのほとんどが、偶然。
でもこの偶然があなたの人生の8割を決めているとしたら?
本日は、
「日々のさりげない偶然をチャンスに変える方法」を
キャリア理論でお伝えします。
プランドハップンスタンス理論
「プランドハップンスタンス理論」とは、スタンフォード大学の心理学者 ジョン・D・クランボルツ教授によって提唱されキャリアに関する行動理論。
個人のキャリアは偶然の出来事の積み重ねによって決定されるという前提ので、その偶然を活かすことで自分のキャリアをより良くしていく考え方です。
キャリアの8割は偶然で形成される
この理論で提唱されているのが「キャリアの8割は偶然の出来事で決まる」ということ。
キャリアとはビジネスだけではなく、ライフキャリア=人生。ですので、タイトルは壮大に「人生」といたしました。
ちなみにビジネスに成功した方々のキャリアを調べた結果、ターニングポイントの8割が、本人が予想しなかった偶然の出来事だったそうです。
皆さんも何か、偶然の出来事がご自身のターニングポイントになった経験はありませんか?
私は10年以上ブライダル企業に従事していますが、ブライダルと出会ったのは高校生の時。
社会科見学で横浜の資料館に訪れた際、近隣に結婚式場があり、なんとなく覗いたんです。(女子高生って最強ですよね(笑)
その時たまたま、ロビーでドレスの展示をしていて、その世界に惚れ惚れしたことを今でも覚えています。
なぜ、計画的に行った結果ではなく偶然の出来事がきっかけでキャリアが形成されていくのでしょうか。
社会の変化はコントロールできない
毎日、社会では様々な変化が起きています。
自然災害や世界規模の感染症など、私たちがコントロールできないことも山ほどあります。
「好調で進んでいたプロジェクトが、コロナの影響で白紙に戻った」「旅行やイベントが、台風で中止になった」という経験のある方もいらっしゃると思います。
キャリアにおいても、突然希望ではない部署へ異動になったり、育児や介護など家族の都合で働き方を変える必要があったりと、理想や計画通りに進まないことは多々あります。
こんな時「思い通りに行かない」と行動を止めたり「自分には無理だ」と避けると、これ以上先に進むことはできません。
様々な出来事を「機会」だと捉え、積極的に行動をすることでキャリアの可能性が広がる。
これが「プランドハップンスタンス理論」です。
キャリア形成において、計画や目標を立てることは大切なことですが、それにこだわりすぎると想定外の出来事が起こった時にそれを受け入れられず、キャリアの可能性を狭めるかもしれません。
目標は定めつつも変化には柔軟に対応しながら行動していくことで、想定していないことが起こっても自分の行動次第でチャンスに変えることができます。
チャンスを掴むには準備が必要!
目の前で偶然の出来事が起こったときに、それを「チャンス」と気づくことも重要です。
いざという時にチャンスを掴めるよう、準備をしておきましょう。
出来事は、小さいものでも将来的には大きなターニングポイントになることがあります。
また、人によってはどうでも良いことでも自分にとっては大きなチャンスの場合もあります。
「プランドハップンスタンス理論」では、偶然の出来事をチャンスと捉え、掴むためには次の5つの行動と考え方が必要とされています。
1.好奇心
新しいことに興味を持つ好奇心が必要です。
毎日同じことを繰り返すのは楽ですが、いつもとは違う行動をとったり、新しいものにチャレンジすることで、新たな発見や出会いがあるかもしれません。
例えば
・いつも同じお店でランチをしてるけれど、今日は周辺のお店を開拓してみる
・いつも会社の最寄駅で降りているけれど、今日はひと駅前で降りて歩いてみる
・いつもは観ないジャンルの映画を、今日は観てみる
このような、身近なところから始めていることがおすすめです。
好奇心を持つことで様々な出来事に遭遇でき、チャンスを掴む可能性は高くなります。
2.持続性
新しいことを始めても最初は上手くいかないかもしれません。その時にすぐに投げ出さず、継続して続けることが大切です。そこで辞めると失敗をすることは はなくなりますが、挫折経験としての記憶や苦手意識が残ってしまい、チャンスに出会う可能性が少なくなります。
まずは「ちょっとだけ出来たこと」「少しだけ改善出来そうなポイント」など、少しずつ出来そうなところから向き合うのがお勧めです。
持続をすることで、新たなスキルが身に付き、チャンスに出会える可能性が上がります。そして、さらに興味のあることに出会えるかもしれません。
3.楽観性
人生のほとんどは、自分の思い通りには進みません。
失敗に必要以上に落ち込まず、「次は大丈夫だろう」「きっとうまくいく」と楽観的に考えることが大切です。
失敗を恐れて新しい挑戦に躊躇すると、チャンスに出会える可能性も少なくなります。楽観的に考えるのが苦手な方は「失敗はしたけど、あの人は喜んでくれた」「失敗したけど、次に活かせそう」など、小さいプラスの面を見つけてるようにしてもいいかもしれませんね。
4.柔軟性
こだわりを持つことは良いことですが、固執しすぎず柔軟性を持つことが大切です。
人それぞれ、仕事の進め方のこだわり、部下育成のこだわり、接客のこだわりなど色々あるでしょう。これにこだわり過ぎると、新しいやり方やもっと良い考え方などを見逃してしまいます。
時には「人のアドバイスを参考にする」「人の真似をしてみる」などの柔軟性を持つと、新しい発見やチャンスに出会える可能性が増えます。
5.冒険心
「チャンスの神様は前髪しかない」という話、聞いたことありませんか?
これはヨーロッパのことわざで「チャンスは、訪れたその時に掴まなければ、後から気づいて追いかけても捕まえることはできない」という意味です。
目の前にチャンスが来たら、思い切って飛び込む冒険心を持つことが大切。
新しいことを始めるときは慎重になってしまいますが、慎重になりすぎるとチャンスは通り過ぎてしまいます。
「とにかくやってみる」という行動力は、偶然の出来事が起こったときにチャンスを掴むきっかけとなります。いざというときにすぐに動き出せるよう、小さいことからでもいいので、日ごろから新しいことに挑戦をしてみてはいかがでしょうか!
想定外の出来事がチャンスとなるように
そして偶然の出来事に出会うためには、行動することが大切です。
どんなに小さい出来事もチャンスになることもあります。ぜひ身近なところから始めてみてください。
このnoteでは、ウエディングプランナー × キャリアコンサルタントが「日常を特別にする方法」や、婚活女子に「本当に必要な結婚準備」をキャリアの視点からお届けします。
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