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はじめてステージ上の彼女たちを見た日

はじめに

 以前の投稿から、3カ月以上空いてしまいました…更新頻度が低すぎるにもかかわらず、フォローしてくださった方々、とても嬉しいです。本当にありがとうございます。

 さて、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?ムンビョルとのヨントン(オンラインサイン会)に参加したり、オンラインステージを見たりすればするほど、はやく状況が落ち着いて、現場が欲しいという思いが強まるこの頃です。オンラインでも開催していただけるだけで、とてもありがたいのですが、私はあのライブの雰囲気や、ライブ前後の食事と飲み、遠征するための交通手段やホテルの確保などすべてを含めた、「非日常感」が好きだったのだと気づかされました。

 そこで、今回は初めて参加したMAMAMOO(ママム)のライブについて書こうと思います。スマホに残っているメモや、その日の感想を記したノートを頼りに書くつもりですが、多少の脚色が含まれているであろうことはお許しください。

奇跡のような、運命のような出会い

 ママムとの出会いについては、以前このnoteで書いた通りですが、この動画を見ただけでライブに行こうとなったわけではありませんでした。当時、別のグループを第一に推しており、頭の片隅に「ママム」という魅力的なグループがあるということを記憶していた程度です。

 そんな中で、たまたま読んでいた冊子でママムが日本でライブをやること、チケットが一般販売中であることを知りました。その冊子は、あるオンラインショップでCDを注文した際に、同封されるもので様々な舞台やライブのチケット情報などが掲載されているものです。

 普段はその冊子を開くことすらなく、紙類のボックスに入れてしまいます。しかし、そのときの私は、なぜかその冊子を開き、ママムのページまで辿り着くことができたのです。その号でなければ、ママムは掲載されていなかったかもしれません。これを奇跡、運命と言わずに何と言えばいいのでしょうか。(オタクの私は、「運命」が大好きですし、思い込みも激しいのです。「いやそんなの奇跡でも運命でもない」という冷静なツッコミはご容赦ください。)

 そこで頭をフル回転させ、このママムがあの動画で出会った、超魅力的なグループであることを思い出します。まだチケットがあるなら、天から「ライブに行け」と言われているのではないかと思い、すぐにスケジュールを見て、1部なら行けることを確認。その時点で、ローチケを開き、チケットを申し込んでいました

 自分のことながら、このときの自分の思い込みと、行動を褒めたいです。このときライブに行っていなければ、ママムの沼にはまるのはもっと遅かったかもしれませんし、そもそも沼に足を踏み入れることはなかったかもしれません。過去の自分、よくやった

ライブ前に買えなかったグッズと、ムムとの出会い

 当時最も好きだったアイドルもkpopグループだったので、チケットを買ってからは、掛け声の予習はしなくてはと思い、代表的な曲の掛け声を覚えるために動画で確認しました。今では多くの掛け声動画や、カナルビ付きの動画がアップされていますが、当時は今より動画の数が少なく、探すのも一苦労だったことが印象に残っています。(このときは、ペンカフェで公式に出されていることすら知りませんでした。)

 そして当日。正直、ママムの人気を舐めていました。グッズも会場の数時間前に会場に着けば買えると思っていましたが、ライブ開演前には購入することができませんでした。このときは、グッズ先行販売列に並んで、数人ずつ区切られて購入会場に入場できる仕組みでした。あと1回の区切りで入れる、となったときに、1部の開場時間が近づいて、よく分からないまま列がなくなりました。そのときに並んでいた列が、入場待機列になってしまったのです。

 「え!!どういうこと?アナウンスで説明とかされないの⁉」1人で参戦していた私は、Twitterで検索。どうやら、「先行販売」だからライブ前に買えないだけで、グッズが買えないわけではないらしい。このとき、近くにいた2人組の方が話しかけてくださって、「せっかく並んだのに…」と慰めあいました。本当に優しいムム(ママムのファンの呼称)の方々でした。それと同時に、その方々から以前のライブの時にも、イベント時の運営があまりよくないというお話も伺い驚きましたが、優しくしてくださったムムの方々のおかげで、ママムのファンダムに対するイメージがとてもいいものとなったことも、ママムにはまった理由の1つでもあります。

 そんなこんなで、ライブ前にグッズは買えなくなり、入場待機列ができ始めていたので、入場待機列に並びました。入場待機中にも素敵な出会いがありました。整理番号順に並ぶために、「何番ですか?」と聞いていたときに話しかけられたことがきっかけです。海外から来られていた方と、日本語があまり使えない方とだったので、英語でのやり取りでしたが、とてもよくしていただきました。待機中は暑かったはずなのですが、お二人のおかげで暑さの記憶はほとんどなく、ママムの話で盛り上がれて楽しかった記憶だけが残っています。

2018年10月7日 はじめてのスタンディング

 いよいよ、入場です。スタンディングのライブが初めてで、いつドリンクをもらうべきなのか、いつ荷物を預けるべきなのか、どこに立つのがいいのかも分かっておらず、ただただ流れに身を任せてしまいました。今思えば、事前に調べておけばよかったのですが、結果的にこのことに時間を取られてほとんど最後列になっていました。このライブ以降のスタンディングでは整番に関わらず、必ず、最寄り駅と会場のコインロッカーの場所・値段・収容サイズ・台数、会場見取り図を調べるようになったので、今となってはいい経験です。

 ライブの幕開けは、Paint Me。ファサ嬢の「한 겹 두 겹 칠해줘 가네」聴いた瞬間、自分の鼓動をやけにはっきりと感じ、全身を突き抜けるような感覚を抱きました。これが、MAMAMOOだと、これこそが彼女たちなのだと。Paint Meは恋人に向けた歌だと思うのですが、ある意味でムムからママムに向けた感情にも似たものがあるのではないでしょうか。私は1人のオタクとして、この歌詞のような感情を彼女たちに抱いてしまいます。

 その後のステージでは…と続けて書きたい気持ちは山々なのですが、実を言うと、これ以降のことはほとんど記憶にありません。ただただ楽しく、感動をし、笑い、涙を流し、感情が揺さぶられたことしか覚えていないのです。感想を記したノートを見ても、恥ずかしながら語彙力がなく「圧倒的な歌唱力には鳥肌が立ちっぱなしだったし、ところどころ可愛すぎるし…行けて本当によかった」と、なんとも簡潔に書かれていました。私は、彼女たちのステージに圧倒されすぎてしまったのだと思います。永遠にステージ上の彼女たちを見続けていたい、できることならもっと大きなステージで楽しそうに「遊ぶ」彼女たちを見たい。このあまりにも劇的過ぎたライブ経験が、その後のオタ活の根底にあります。だからこそ、今のオンラインライブでは物足りないと感じてしまうのかもしれません。

 終演間際、ステージの右側、真ん中、左側で4人そろって挨拶をしてくれます。(これ以降のママム来日公演にも参戦していますが、彼女たちは必ずこの挨拶をしてくれています。)このとき、感動したのは後方や2階席の観客にもしっかり目を向けてくれて、♡マークを作っていたら、ソラちゃんが返してくれて、目があったことです。これはライブあるあるで、ステージから見たらどんな景色なのかは想像しかできませんし、おそらく多くの人が同じポーズをしていたことと思いますが、自分にやってくれたものと信じておくことにします

 ライブ終了後は、足が地についていないような感覚でした。このライブで、MAMAMOOの魅力に気づかされた私は、ライブ終演後に大根モチーフのペンライトとツアータオル、Tシャツを購入していました。ペンライトなんて、当分使えるときが来ないですし、タオルとTシャツも一番使いたいライブ本番は終わったばかりなのにも関わらずです。まさしく衝動買いですね。

最後に

 ここまで、はじめてママムのライブチケットを買ってから、ステージ上の彼女たちを見た日について書いてきました。初めてのママムのライブは、私にとって非常に貴重で劇的な経験だったことが伝わっていれば幸いです。まだママムのライブに行かれたことのない方がいらっしゃれば、ぜひ参戦してみてください。きっと最高な体験になります。

 そして、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。私は書きながら、ライブに行きたい気持ちが高まっていますが、当分は無理そうなので韓国語の勉強に励みつつ、noteの更新をしていければと思います。まだまだ暑い日が続きますが、お体ご自愛下さい。

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