「スオミの話をしよう」を観てきました

こんにちは、はなです。
全く更新できていませんが、これは書いておきたい!という気持ちになり、書いています。

今回は、私の大好きな三谷監督の「スオミの話をしよう」を観てきました。

まず、わたしはナイトショーが大好きです。

人が少ないため比較的自由度が高く、周りの目が気になりません。
映画を観終わった後は外が静かで、余韻に浸ることができます。
勉強やバイトの後の癒しになります。

家の近くに映画館があるという環境に感謝です。

そして今回、初めての発見でしたが、自分は映画が始まる前の予告も好きなようです。
新しい映画を知ってわくわくしますし、興味のなかったジャンルにも引き込まれます。


ここから本編ですが、そもそもこの映画を見るか、直前まで迷っていました。
評判を見る限り、ほんとうに賛否両論だったので。
でも、見てよかったです。
この映画は、物語も面白いですが、それよりも俳優さんたちの演技を楽しむもののような気がします。

まず一人目の夫、遠藤憲一さんについて、彼は終始、少しかわいそうな顔をしています。
自分は妻を好きだったけど捨てられて、それでもずっと好きなことが伝わってきます。そして、ツンデレが大好きという、多少のきもさも伝わります。
妻の良いところは自分が知っていればそれで良いという感じ。

三人目の松坂桃李さんは、一番常識人なような、でも悲しい過去がありそうな、とてもやさしさを持っていて、人懐っこい感じ。
彼の演技は本当に引き込まれます。
スオミが毎月会う意味がよくわかる。
とにかく陽キャで、それも真の陽キャって感じ。

四人目の西島秀俊さんは、常にマウントをとっているような、すこし見下したような目と話し方の演技が素晴らしかったです。
一人では何もできないなって奥さんに言いながらも、まんざらでもなく、必要とされたいんだろうなって感じ。何もできないところがかわいかったんだろうな。

瀬戸康史さんは、こんなに演技が上手とは知りませんでした。
彼の役のおかげでコメディ要素が格段に増えていました。
彼は私たちと同じ価値観を持っていて、私たちと同じように突っ込みを入れてくれます。

宮澤エマさんは、そもそも知らない女優さんでした。今回初めて知って、もったいなかったーーって思っています。
彼女の、神出鬼没感、なんかわかる。
あいつどこにでもいるよな感、上手い。

最後にメインの長澤まさみさん、この映画は彼女の様々な演技を楽しむものってぐらい、長澤まさみ図鑑ってぐらいのものでした。

そして、この映画は予告で感じたほどぶっ飛んだものではありませんでした。
料理ができないふりをしていたとかではなく、エンケンさんが作っていたとか、本当に別人になっていたわけではなく、その人に合わせていたとか、なんかこれって自分にもあり得るんじゃないかなあって思います。友達の前での自分と、家族の前の自分と、学校での自分、こんな感じなのかもしれない。

つまり何が言いたいのかというと、観てよかったです。
あと豪華俳優陣のダンスがたどたどしすぎてよかった。
それと、夜に見るのにぴったりでした。
心臓に悪くない、そしてたまに劇場内がクスッとなるような作品でした。



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