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【Sweet pea スイートピー】喋々のような花。

みなさんはスイートピーを近くで見たことがありますか?ふりふりの花びらが、色々な方向を向いている花姿はまるで蝶のよう。清涼感のある甘い香りも魅力です。

【”sweet pea”…甘い香りの豆】

スイートピー2

お正月を過ぎると、カラフルな色合いのスイートピーが並ぶ花屋を時おり見かけます。その前を通ると、ふわりと甘い香りが漂います。
”sweet pea”(甘い香りのエンドウ豆)という名前の通り、スイートピーには三つの香りがあるのだとか。

【①スイートピーの香り】
バラやヒヤシンスのような女性的な香りに、柑橘系の香りが少しミックスされたフルーティさが特徴です。主に原種系のスイートピーのみにみられます(現在の切花流通品種では、[スイートスノー][スイートピンク]のみ)

【②フルーティの香り】

葡萄に似た甘い香りで、拡散性に優れるのが特徴です。現在の切花流通品種では、より原種に近い品種に見られる香りです。

【③グリーンの香り】 
バラ、柑橘類、フレッシュグリーンの爽やかな香りです。品種改良によって香りを持たなくなった近年の品種に見られ、微香であることが多いです。

ヨーロッパでは、スイートピーの香りにはリラックス効果があると考えられ、ルームフレグランスとして親しまれているそうです。朝起きて、花瓶の水をかえる時に。ふと飾ってる花のそばを通る時に。ふわっと包みこまれるやさしい香りは、確かにリラックス効果抜群!まだまだ春の訪れは先ですが、寒くてこもりがちな時期だからこそ、スイートピーの香りに癒されながら春を待つのもいいですね。

和名は、ジャコウエンドウ(麝香豌豆)や、カオリエンドウ(香豌豆)、ジャコウレンリソウ(麝香連理草)などといいます。スイートピーの香りにちなんで、日本でも麝香の名を冠にして名付けられました。

【スイートピーの日はいつ?】

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スイートピーの日があるのはご存じですか?
毎年、1月21日がスイートピーの日です!

スイートピーを見て、「赤いスイートピーって本当にあるの?」とお客様に聞かれることもしばしば。
松田聖子さんの曲「赤いスイートピー」が発売された当時(1982年)は、赤いスイートピーはまだありませんでした。
ただ、この「赤いスイートピー」効果で、その後の品種改良で「赤」といえるスイートピーが登場しました。(現在の切花流通品種で「赤いスイートピー」といえるのは、[スカーレット][カルメン]など)

そう、1月21日は、あの松田聖子さんの名曲『赤いスイトピー』のリリース日!この曲のおかげで、スイートピーが一気に認知されたことは間違いないでしょう。「スイートピーの日」の由来の豆知識でした。

【スイートピーのケア】

スイートピー

①茎をつぶさないようにカット
花ばさみやフラワーナイフを使って、茎をつぶさないようにまっすぐ切ります。
②傷んだ花びらは取り除きます
透けて見える花びらは、下方向に引っ張るようにして取り除きましょう。
③フレッシュフラワーフードを使います
水は花瓶の半分程度が◎。フレッシュフラワーフード(切花鮮度保持剤)を使いましょう。

主役にも、ほかの花を支える脇役にもなれるスイートピー。
さまざまなアレンジを楽しめますように…

【和名】 麝香豌豆(ジャコウエンドウ)、
香豌豆(カオリエンドウ)、麝香連理草(ジャコウレンリソウ)
【学名】 Lathyrus odoratus
【科・属名】マメ科・ハマエンドウ属
【英名】 Sweet pea
【原産地】 イタリア
【開花期】 1月~3月

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