下痢と甲状腺とわたし

バセドウ病になりまして、ちょっとばかり辛い夏となりました。

当時の心境は、「まさか!このわたしが?!嘘でしょう?絢香と同じ病気なんて!」でした。

こういうのって、美人で儚くて可憐な人がなるんじゃないの?なんて、偏見も甚だしいけど、勝手にそう思っていました。

今はだいぶホルモンの値も落ち着いて、体調もだいぶ落ち着いてきたところです。

バセドウ病は、甲状腺が「もう頑張らなくていい」と命令を受けているのに頑張りすぎて、頑張れホルモンを身体中にばらまく病気です。(意訳。間違っていたら指摘をお願いします)

もともと、2022年の4月に甲状腺機能の亢進が見つかって、2年間の通院、投薬治療をしている最中に、生活に支障が出る程に甲状腺が暴れてしまいました。

2024年5月頃から、疲れやすい、お腹が緩い、という気になる症状が出ていたのですが、8月はほんっっっとにしんどかった。

直接的な症状は、甲状腺ホルモンの増加ですが、間接的な症状はいろいろあって、人によって異なるそうです。
わたしが悩まされたのは、
・頻脈
・疲れやすい
・寝つきが悪い
・夜中起きる
・朝起きられない
・下痢(高頻度なトイレ)
・筋肉や腱を痛める
・食欲不振(普通逆なのに?)etc
とにかく疲労感と下痢は、ほんと日常生活に支障がでるほどで困った。体重も、最大7kg落ちました。

ただ、会社や上司に相談し、夏休み明けから「行けたら出勤」を許してもらってだいぶ、身体も気持ちも楽になりました。

下痢はほんとに酷くてですね。

わたしは元々下痢も便秘も無い快腸そのものだったのですが、何か食べるとすぐに下す。夜中お腹が痛くて起きる。便意を感じてトイレに駆け込むも、間に合わなくて下着を汚す。そんなこともありました。

夜中、駆け込んだトイレで用を足しながら、不安と情けなさで、何度涙をこぼしたものでしょう。いや、ほんと。

電車の中で万が一が起ころうものなら、人としての尊厳を失ってしまう。そんなことが起きたらどうしよう。と、悪い想像が頭を巡る。なので、在宅勤務が許された時は本当にほっとしました。


疲れやすさよりなによりも、この下痢症状が本当に1番辛かった。

でも、お医者さんからすると、たかが下痢なんですよね。辛さを訴えても、たいして取り合ってもらえず、「数値が良くなれば落ち着きますよ」と笑顔で言われておしまい。

そうかもしれないけど!きっとそうなんだろうけど!でも今1番辛い症状は下痢なんだ!!!

整腸剤や過敏性腸症候群の処方薬イリボーも試しましたが、まったく効きませんでした。
そりゃそうです。甲状腺ホルモンが腸にも頑張れ頑張れとエールを送り、腸はこれでもかと頑張って蠕動運動をしているんですから、蠕動運動を止めるような薬か、頑張れホルモンを阻害しないとお腹は止まらないんだと思います。

結局お腹は、甲状腺ホルモンが下がったことで、ようやく落ち着きを取り戻しました。


最後に、わたしがお腹痛い時にやって良かったと思うことを以下にまとめます。
・スカート
・万が一のための、夜用ナプキン
・万が一のための、替えのパンツ
・時差通勤

詳細はこちら
・スカート
 トイレでズボンを下ろす時間も惜しいからです。
 焦っていると、スカートが上手くあげられないので、ロングフレアは△。便器にスカート落ちそうになるから。

・夜用ナプキン
 万が一のとき、下着だけでなく服まで汚れて個室から出られなくなりますが、ナプキンがあれば服はきっと守れます。パンツも軽傷で済みます。そして何より、心のゆとりが出来ます。
 わたしは今でも、不安な時はナプキンを付けます。夜用=防御力10 と呼んで、「今日は防御力10にしよう」と独り言を言ってます。

・替えのパンツ
 万が一の時、パンツまで汚れたらどうしよう😱の、不安が減るので持っておくのをおすすめします。

・時差通勤
 トイレも電車も空いてて、気持ちにゆとりか生まれます。わたしは不安が減ると、心理的な便意も無くなりました。
 1時間半早く、6時前に家を出て、7時前に会社に着くようにしてました。

甲状腺機能亢進症で下痢に悩む方の参考になれば嬉しいです。
一日でもはやく、辛い状態から抜け出せますように。

いいなと思ったら応援しよう!