クラウドワークスで採用されるWebライターはこんな人
先日のブログにも書きましたが、わたしはワーカーではなくクライアントとして、クラウドワークス経由でライターさんを募集した経験があります。
文字単価は1文字0.8円と高くはありませんが、継続案件の募集だったので割とたくさんの応募をいただきました。30人くらいでしょうか・・・。
その際に、
「このワーカーさんにお任せしたい!」
「う〜ん。。この人はなんか違うな〜」
と感じたことを、本日は語らせていただきます。
これからライターを目指す方、クラウドワークスでなかなか採用に至らない方のお力になれればと思います。
もちろん、わたしの好みやワーカーさんとの相性などもあるので、あくまでも参考程度に読んでみてください。
クラウドワークスで採用されるための3つのポイント
1.応募メッセージでWebライターの実力がわかる
最初の応募メッセージはとっても大切です。
この一通で、クライアントの心を掴むことができます!
ポイントは、
「いろんな案件に応募しまくってるな」
「この応募メッセージ、ほぼコピペだな」
と思わせないことです。
多くのライターさんは自己紹介や経歴のフォーマットを用意して、コピペして使っている方が多いと思います。
もちろん、それでも十分ですが、「この人、宛名だけ変更してあとはコピペだな」と思われてはいけません。
ワーカーさんにとって、クライアントがどんな人・会社なのか、信用できるのかは非常に重要なことです。
そして、それはクライアントにも当てはまります。
ですので、応募メッセージの内容が案件に触れていないコピペメッセージは、おそらく採用されにくいと思います。
具体的には、以下のような文章です。(わたし作のオリジナル)
ライティング業務は5年以上していることもあり、今回応募させてもらった内容もかなり得意分野です。
【得意な業務】
・ブログ記事作成に加えてWPでの作業可能
・SEO経験あり
・構成作成
【使用ツール】
・Google ドキュメント
・Word,Excel,WordPress
【稼働時間】
平日は朝8時から20時まで対応が可能で、細かい部分での修正も得意としておりますので何なりとお申し付けください。
コミュニケーションにおいても一番大切にしている部分なので、クライアント様も安心していただけると思います。
【ポートフォリオ】
・・・
一生懸命頑張ります。よろしくお願いします。
こんな感じです。
どんな案件に応募しているのかわからない、完全コピペのメッセージ。
「仕事もこんな流れ作業でやるんだろうな」と思われてしまい、不採用になってしまう一例です。
クライアントは、自分の案件を1番大切に書いてくれるであろうワーカーさんに仕事を依頼したいと考えているのです。
クライアントが提示している案件のジャンルや応募条件にしっかり触れ、誠実に対応するというメッセージを加えると、採用される確率がぐっと上がると思います。
2.未経験Webライターでもポートフォリオは必須
ポートフォリオがなくては、料金が発生するテストライティングを依頼できません。
実務経験がなくても、Webに掲載されていなくても、自分で構成を組んで書いた記事を送付するようにしましょう。
よく、「Webライターはブログを始めましょう」とありますが、わざわざ1からブログを始める必要はありません。
自分の得意分野や趣味、働いた経験がある業界や職業についての記事を1つ書いてみましょう。
不動産業界の経験があれば、「東京 住みたい街ランキング」「建売住宅 注文住宅」などのキーワードで書いてみるのもいいと思います。
わたしの案件に応募くださった方の中にも、「実績がないから」「ライターになりたてだから」という理由で、ポートフォリオがない方が数名いました。
みなさん、素晴らしい経歴を持っているのにもったいないです。
クライアント側は、文章力や構成の組み方、リサーチ力、正確さ(誤字脱字)などを見極めたいので、それが仕事としての実績でなくても問題ないケースがほとんど。
未経験の方は、SEOライティングの本を1、2冊読んだあと、何記事か書いてみることをおすすめします。
3.Webライターに自慢はいらない
応募いただいたメールに、
「特定のキーワードで上位表示された経験が◯回あります」
「得意分野です」
などアピールしていただくことがあります。
上位表示されることはすごいことなんですけど、応募メッセージの文章がイマイチだと、「本当に??」となってしまいます。
そもそも上位表示されたサイトが、本人だけの力なのかはわかりません。
Googleで上位表示されるには、定期的な更新やサイトの信頼性、キーワードの選定、被リンクなどでサイト自体の力を強化する必要があります。
上位表示をアピールするよりも前に、相手(クライアント)の心に響く応募メッセージが書けているのかが重要だと、わたしは思います。
クラウドワークスで採用したくなるWebライターとは
わたしが実感した、仕事を依頼したくなるWebライターさんは以下のような人です。
案件に対する意欲が文章で伝わってくる人
応募メッセージが読みやすくレイアウトが美しい人
人柄が文章から伝わってくる人
この3つのポイントを、実体験をもとに具体的にご紹介します。
1.応募案件に対する意欲が文章で伝わってくる人
応募案件に対する熱量や志望動機を具体的に書くことが大切です。
自己紹介などで、これまでに執筆経験があるジャンルを書くことは多いと思いますが、それに加えて、今回応募する案件に対する経験や実績、なければ意気込みを書きましょう。
例えば、執筆経験がない転職サイトのライターに応募する際には、
「転職活動をしていたので読者の気持ちが理解できます」
「いろんな転職サイトを調べて応募した経験があります」
「転職エージェントを利用して転職を成功させた経験があります」
といったことでも構いません。
応募案件に関係のない実績は、正直そこまで大切ではないケースもあるのです。
実際にわたしが募集した案件では、実務経験がある方は一人もいませんでした。
添付いただいたポートフォリオは眺める程度で、応募メッセージの内容だけでテストライティングを依頼しています。
2.応募メッセージが読みやすくレイアウトが美しい人
自己紹介や志望動機、稼働可能時間などの書き方が工夫されていると、読者が読みやすい記事を書けそうだなと思います。
ただ箇条書きでダラダラと書くだけでなく、行間や改行などをバランスよくとって、文章のレイアウトを美しくみせることが大切です。
とくにWebライターは、スクロールを意識して文章を書く必要があります。
最初に1番伝えたいことを書き、読者(クライアント)が「この人をもっと知りたい」と思う応募メッセージでなくてはなりません。
また、文字がぎっしり詰まっていると読む気が失せてしまうので、漢字とひらがな、カタカナのバランスも気をつけましょう。
そこが、新聞や書籍などの紙媒体との違いです。
いいスピードでスクロールしながら読み進めたくなる、そんな応募メッセージを書きましょう。
3.人柄がいいのが文章から伝わってくる人
応募メッセージが丁寧な人は、わたしの経験上、仕事も非常に丁寧です。
多くのクライアントさんも理解していることだと思います。
ご依頼いただいた際は責任を持って、修正も含め、最後までご対応させていただきます。
この1文だけで、「この人は安心して任せられそう!」と思います。
反対に、以下のような書き方は、なんだかやっつけ作業に見えてしまいます。
(あくまでもわたし個人の感想です)
キーワードを意識し、google上位の記事を参考にしてライティングします
プロとして安心できる記事を提供します!
応募メッセージに必要な読点や句点がないケースも、実はめずらしくありません。
「応募メッセージを読み返していない人は、きっと執筆した記事も読み返さず納品するんだろうな」と思っています。
応募メッセージが丁寧であれば、仕事に対する姿勢もきっと丁寧です。
人柄が良さそうな経験が少ないWebライターさん、
熱量が伝わらない経験豊富なWebライターさん。
わたしは前者を採用します!
ライターたるもの、応募メッセージには時間と労力を使おう
「ポートフォリオに自信があるから」
「ライター歴が長いから」
「数打ちあたれ!」
このような理由で、応募メッセージをコピペで済ませるのは要注意です!
「応募メッセージもあなたのポートフォリオ!」
そんな気持ちで書くことをおすすめします。
次回は、わたしが感動した応募メッセージや、残念ながら不採用になったメッセージなども紹介していきたいと思っています。
読んでいただきありがとうございました。
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