歯のはなし(小児矯正・ホワイトニングについて)
歯科衛生士になってからお子さんの矯正治療やホワイトニングについて質問を受けることが増え、少しでも不安や疑問が少なくなればと思ったので記事にします
1.小児矯正
よく目にする歯にワイヤーをつける矯正治療は永久歯が生えそろっていれば大人まで行うことができます
場合によっては4番目の小臼歯を抜くこともあります
近年ではインビザラインと言ってマウスピースを使った矯正治療も行われていますね
歯科医院さんによってはワイヤーで大まかに動かして、微調整をインビザラインで行うところもあったりと使い方は様々のようです
ワイヤーを用いた矯正は永久歯が生えてから行う為、まだ乳歯がほとんどの小児はどうなるの?ということになるのですが、顎顔面矯正(がくがんめんきょうせい)という矯正方法があります
顎の発育を利用した矯正方法のため、大体5歳頃から行うことが多いのですが。10歳頃までは顎の発育が顕著なので限られた期間になります
I期治療とも呼ばれます
歯に輪っかを装着し、時期を見ながら上顎と下顎に器具を装着して顎の骨を広げることで永久歯が生えそろうスペースを作っていく治療で、今後の歯並びを考えた予防的な矯正方法です👌
お子さんの歯並びがぴったりしていてきつい感じがすると感じたり、いびきや口が開いているなど気になる症状があれば一度小児歯科や矯正歯科にご相談することをおすすめします
2.ホワイトニング
ホワイトニング効果が謳われている歯磨き粉などがよく市販されていますが、薬事法により歯を漂白する成分は歯磨き粉に添加できません⚠︎
なので着色汚れを落としやすくするものと考えていただけたらと思います
また、ホワイトニング剤の主成分は過酸化尿素で汚れを分解することで歯が白くなります。
ホワイトニングの方法は、歯科医院でマウスピースを作り薬剤を入れて歯に装着するホームホワイトニングと歯科医院で専用の機器を用いて行うオフィスホワイトニングがあります。
副作用としては薬剤の濃度により差は出ますが知覚過敏などが挙げられる為、安全性などの面からも市販のホワイトニングではなく歯科医院で行うことをお勧めします🙇♀️
余談ですが、私もホームホワイトニングの経験がありますがマウスピースを外した後はしみます、、😭とても毎日はできないなと思い、ある程度白くなってからは色が濃いものを食べた後など、週1くらいのメインテナンス感覚で使っていました
もちろん個人差はありますので副作用が少ない方もいらっしゃいます🦷
ちなみに私に起こった悲劇…
引っ越しのトラックの中にマウスピースを入れてしまい、ぐちゃぐちゃになりました
なので近々職場で新しくマウスピースを作ろうと思っています
絶対高温のところにマウスピースは保管しちゃダメだよ!
私みたいにマウスピース溶けちゃうからね!
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