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誰も知らない(短編小説のネタ)
「海に行ったらさ、まず火たくじゃん。」
知らんがな。
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私は東北の海辺の町に住んでいる。
子供の頃、うちは引っ越しが多ったので、1つのところにずっと住んだり、代々そこに住んでる人と親しくしたことがあまりない。なので、その土地土地の風習とか、そういうものがあるとか全然知らないまま育った。
今の町は15年くらい住んでいる。私の人生で最最長だ。長く住んでると、色々な知り合いが出来たり、長いだけあって必然と会話の機会も多くなるので、町の不思議な風習など知ることになる。
今まで、結構驚いてきてるが細かくは忘れた(お正月に玄関にタコの足を吊り下げるとかあった。想像する光景が良すぎた。)結構色々驚いてきている。私が驚くとわりと皆さん喜んでくれるので嬉しい。
私がぜひ小説にと思うこの風習は中高生や若者のものらしい。
私に文章を書く力があるのなら、このネタを何か短編小説とか、または長編に盛り込んで書きたい。想像する光景が良すぎる。風景にも心理的にも動きがある。何でも含む力がある。
何の話の流れだったかはすっかり忘れたが、小枝の話になって友人が言った。
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「海行ったらさ、まず、火たくじゃん。」
とりあえず。
その話詳しく聞かせてくれ。
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①高校生が放課後など(若しくは卒業後大人になって友達と)海に行く
なんとなく時間がある時とか、友達と話がある時「海行こ」となるらしい。
②海へ行ったら、自然とそのへんの小枝を集める
たしかに海(砂浜には)小枝落ちてるけど。
③砂に穴を掘る
いかにも自然に。
④誰かがライター等を持っている
学生であるとかなんとかは忘れるべき。人は生きるために火をつけるけるために火を持っている。
⑤語る
エモと言いたくない程エモ。
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そんで、⑥海に行ったら大体誰かいるじゃん。
いや。
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「おー、あっちにあいつらも来てるな~」とかなるらしい。○モい。
こんな環境にいられる事がとりあえずよい。
今ではそういうことは出来ない様子だが、10年くらい前は火は焚かないが、取りあえず海へ行き何やらかにやらする習慣はあったらしい。
この地方の小都市はとても豊かだと思う。そして大概の本人達は自分たちが豊かだと思っていないようだ。そしてそういうものなんだろうなと思う。
こういう小説が読みたいので、どなたか書いてください。