まどろみの世界

とりたてて外で仕事をしていない現在は昼間から酒を呑み、用もないかぎり、自宅でパソコンと向き合っているという、その姿だけ見たらまるで「昭和の文豪」のような生活を送っている。

こんな暮らしを長くしていると、ますます社会に適応できない人間になっていくのは自明の理なのだけれど（笑）。近頃は軽い「ストロングゼロ」中毒者である。

よって老化も著しい。自分がジジイになったと感じることがままあって、若いときは嫌いだった魚も食えるようになったし、演歌も、わりと受け入れられる…というか、ポップスより心地よく。それと気づけば、テレビは自然とNHKをかけている（笑）

厳密には、自分が昔みてきた年寄り像であり、着実に私はそれに近づいてきている。気持ちだけは若く持っていたかったが、やはり加齢には抗えないということか。

自慰の回数も最近減ってきたジイさんは、きょうも「ストロングゼロ」を流し込み、ひとり「昭和の文豪」を気取るのであった。