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乳がん確定。がん家系じゃないけど、がんだった

組織診の結果は


ステージⅡb。


乳がんは初期なら痛みもないって言うけど私の場合は痛いし、家系にがんだった人もいないし、きっと悪性でもがんではないでしょう…


そんな期待はあっさりと打ち破られて、がんが確定しました。

いやいや、組織診の後から続いた乳頭からの出血がようやく止まって、ほっとしたところだったのに…(組織診の後5日間ほど出血が止まらなくなり、おっぱいに大きい絆創膏を貼るというシュールな格好を余儀なくされ、さらに夜寝てる間も仕事の合間もこまめに貼り替えるという生活が続いていました)
※誰にでも起こるわけではなく、私はもともと乳管内の嚢胞に液体が溜まっていたため、この症状が出たようです

乳がん宣告を受けたときの気持ち


自分ががんになるなんて・・・。そうは思ったものの、1週間前の組織診断の時点ですでに一度凹み切っていたので、がんの宣告を受けても意外に冷静に受け止めている自分がいました。

しかし、切除して終わりだろうくらいにしか考えていなかった私。

「治療方針としては、まずは4か月抗がん剤治療を行って、その後、手術を行います。抗がん剤治療は、がん治療と聞いて恐らく皆さんがイメージされるとおり、副作用としては吐き気や脱毛などが出てきます」と、先生。

え、脱毛?髪の毛…無くなるの?
急にこれから自分の身に起こることの重大さが見えて、気づけばぽろぽろと涙がこぼれていました。

乳がんのタイプについて説明を受け、抗がん剤治療が私には合っているとのこと。ただ、乳がんの場所が乳首の真下なので、抗がん剤で腫瘍が小さくなったとしても乳房の全摘出は避けられなかも、ということでした。
「セカンドオピニオンもできますよ。」と、先生はこちらが聞かずとも当たり前のように言ってくださいました。少し考えましたが、病状と治療方法の説明内容にも納得していましたし、逆にその言葉を聞いて私は、この先生にお願いしよう、と心の中で思いました。
ふと隣を見ると、言葉には出さないですが、私と同じくらいショックを受けていそうな雰囲気で真剣に話を聞いてくれている夫の姿。それを見ると、ここは私がしっかりしなくては・・・という妙な使命感が出てきて、涙も止まりました。

問題は治療の開始時期。不幸にも、4ヶ月の間に2.5cmも大きくなっていた、進行が早めの私のがん。仕事のことや子どものことは気になったものの、「痛みがあるのと、大きくなってきているのが心配なので、なるべく早めがいいなと思います」と伝えました。先生はすぐ携帯を取り出し、年末の混み合ったスケジュールに私の治療予定をねじ込んでくれました。感謝。

結果、初回の2泊3日の入院は9日後に。
そこから、慌ただしい日々が始まりました。


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