3月5日の旅日記、ラジャアンパット最終夜
三月五日(日)くもり時々雨。明日は、ワイサイからソロンまで戻り、ソロンに滞在する予定。ラジャアンパット宿泊は今夜が最後になるはず。その後はペルニ船でアンボン経由、バンダ諸島を目指す。
私たちが滞在しているのは、クリ(Kri)島という細長い島の北側にあるビーチ。この島にはもともと地元の人が住む村は存在しない。すべてが観光客のためにつくられた宿泊施設なのである。最寄りの村は隣島にあるイェンブバ(Yenbuba)村である。船で10分程度の距離で、ゲストハウスのスタッフはここにほぼ毎日食料等を調達に行っているようだ。ちなみにこの村の桟橋付近もシュノーケリングスポットになっていて、ナポレオンフィッシュを間近で見れる。
この村があるマンスア(Mansuar)島は、クリ島より大きい。今でこそクリ島はクリ島と地図にも書かれているが、以前は「マンスア・クチル(Mansuar Kecil、小さいマンスアという意味)」と呼ばれていた。大きなマンスア島の方は「マンスア・ベサール(Mansuar Besar、大きなマンスア)」と区別していたらしい。現在のクリ島には当時から「クリ岬(Cape Kri)」と呼ばれる岬が東端にあり、ここは私たちが経験した中でラジャアンパット最高のシュノーケリングスポットの一つだと思う。ここから名前を取って、この島全体がクリ島と呼ばれるようになったという。
今日は天気がイマイチだったが、最後だしボートでシュノーケリングに出たいと考えていた。オーナーによると、サワンダレック村(Sauwandarek Village)沖合とケープクリに行くという。この二箇所の組み合わせは私たちのいちばんのお気に入り。ただ、どこかのゲストハウスに泊まっているダイバーも参加するため、まずは彼らをボートで迎えに行ってから出発するという。それで、いつもより少しゆっくりの出発となった。
昨日の夕食時、隣のゲストハウスの宿泊客で南アフリカの女性が飛び入り参加したのだけれど、彼女も今朝いっしょにシュノーケリングに行くとスタンバっていた。なんでも隣のゲストハウスはイタリア人客ばかりで、英語を話す彼女は居場所がないらしい。
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