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腹腔鏡手術から一年【オーストラリアで子宮内膜症の手術】

ふと気づいたんだけど、子宮内膜症の手術をしてから今日でちょうど一年。

昨年はちょうど結婚式の1ヶ月前ほど、4月の頭に卵巣嚢腫破裂で緊急入院→結婚式を無事終えたものの、生理の時以外も下腹部痛が酷く、本当に辛くて、、(私の場合は生理痛よりも生理終わり少ししてから排卵日までがとてつもなく痛かった🥲)

痛みを誤魔化したら自分自身でも色々と先延ばしになってしまうと思い、きっちりとドクターに見てもらえるまでは意地でも痛み止めは飲みませんでした。

医療システムの違いもあり、こちらではGPにしろ公立病院等で診てもらう機会があるのであれば、やんわり伝えたり、大丈夫な時もあるけど〜なんていうと、「じゃあ大丈夫なのね!」とのことで、あれよあれよと後回しにされるので、5割り増しで伝えなきゃダメだったなと本当に思う。もういっその事痛みで倒れて救急でまた診てもらう方がいんじゃないかなとか思っていました。

やはりずっと痛みがひどく、GPで診てもらうも
排卵後には痛みが治まる事を伝えると、じゃあ次の公立病院との検診(3ヶ月後の電話アポ)まで待とうか!と言われてそないに待てるか!とGPを変えた(昔行っていた所に戻ってみた)

そこのドクターは親身に対応してくれて、診察代だけだとしても値段は上がってしまうけどプライベートのドクターに診てもらうと色々と話が早いからそれもアリだよと。
公立病院にコンタクトを取りつつ話を進めてもらいながら同時にプライベートへのアポもとる事に。それが7月ごろだったかな。

1ヶ月後に予約が取れたんだけど、本当に下腹部痛が酷く、思わずそのクリニックへメール。「下腹部痛が酷いので可能な限りすぐに診て欲しいです。キャンセルが出たら連絡ください」なんとすぐに連絡がきて週末一件空き出たから来れる?と。オーストラリアでは言わなきゃ本当に損なんですよ!!

プライベートで診てもらったドクターは4月のエコー結果から「子宮内膜症があるね、筋腫もあるけど痛みは内膜症だね。ピルで痛みを散らす事もできるけど、子供が欲しいならもうサクッと手術したほうがいいよ」と。

ちなみに公立病院から取り寄せたエコーの結果だったんだけど、この結果を公立病院と話した時は子供欲しいなら今すぐにでも妊活どうぞ〜葉酸サプリは〜うんたらかんたら と、結果については大丈夫の一言の押し通しでした。

とにかく痛みから解放されたい一心だったので、痛みが無くなるのなら手術します今すぐにでもという流れで約1ヶ月後に手術が決定。子宮筋腫はプライベートの保険ではウェイテング期間でカバーされずせっかくの機会なのに触れられないとの事(ガビーン)そして「子供欲しいんだったら通水検査も術中にやっておくね〜」と軽くあった会話なんて私は大して気にもとめていませんでした。手術が決まった途端に痛み止めを解禁。元々薬は飲まない方ですが、「痛み止めの効果すご〜…」と飲めば快適な日常生活を送れていました。

手術は無事成功。出血が少し多かったのと、予定よりもチョコレート嚢胞が大きかったとの事、そして通水検査で両側の卵管が子宮内膜症によどちらも根元から詰まっていたとの事。

「自然妊娠は厳しいわ。けど体外受精があるし、右側の卵巣はとっても綺麗だからあなたは必ずママになれる」

手術翌日の朝イチにドクターから言われた言葉でした。

予定も予想も心構えもなんにもしていなかった言葉に、正直戸惑いを隠せず頭をガツーンとハンマーで殴られたような気分とはこの事か。といった感じ。

退院まで数時間あったので気持ちを整えて、迎えに来てくれた彼に、頑張って落ち着いて話をしました。それからは2人でポジティブに考え、子供が欲しいか欲しくないか(私は、授かりものだし、機会があれば授かりたいなとの考えでしたが彼は欲しい一択)体外受精をするならいつまでするか、予算等を話あい色々と予習。

1週間後の術後経過&抜糸の際にドクターから体外受精の話をしっかり聞きIVFドクターを紹介してもらい、オーストラリアペースで年末を含んだ事もありIVFサイクルをスタートするまで約4ヶ月かかりましたが、奇跡的に1つの卵だけが成長を遂げて着床もしてくれました。

色々と感情が揺れるシーンがたくさんあった一年だけど、妊娠が分かった時よりも、卵を移植する時が1番記憶に強く残っていて、成長した卵をモニターで見せてもらって「とっても綺麗な卵よ」と言われながら移植をしてもらっている時はいろいろな感情が爆発しそうで涙を堪えるのに必死でした。

妊娠検査薬は血液検査の前日に彼と一緒にお家で確認しました。とってもとっても嬉しかったけど、不安も大きく「何かあった時の為に期待しないように、期待しない期待しない」と言い聞かせていました。この不安は中期に入るまでどこか消えなかったかも。今でももちろんあるんだけど、、胎動がある事でとっても安心できてるよ。

1年前のどん底に落とされた私へ
今、大きなお腹を抱えながら残り少ない彼と2人きりの生活、ベビとの一心同体の生活をとっても楽しめてる。彼の事は毎日大好きだし、本当に素敵な人で、一緒に過ごして7年目だけど今が1番幸せで大好きだしこんな良き理解者がパートナーとして居てくれて最高だなぁっておもう!

嫌なパターンや悪くなるパターンを考慮して、考えや予定に保険をかけがちな私だけど、、
彼とのこの先の人生、産まれてきてくれるベビとの未来は間違いなく私達にとって最高の大冒険になるんだろうなと確信している!

あと少し、ベビはお腹の中でいい子にしていてね💓

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