Gypsy Ring
Gypsy Ring: ジプシーリング
アンティークジュエリーの定番でもあるジプシーリングはヨーロッパで生活する移動型民族とは全く関係はありませんが、1860年代以降ヨーロッパで流行り出したと言われています。
ジプシーリングはその石留め方法によって定義される
金属の表面に同じ高さで段差なく石留めされるのでゴールドと石が一体化したように表面が滑らかなリングです。
宝石が地金に埋め込まれるように石留めされるのでベゼルセッティング(伏せこみ)とも似てます。典型的なのは甲丸のイエローゴールドにダイヤを3石留めてある婚約指輪です。
ステータス性がありユニセックスなジプシーリングが今どき感をプラスして、ジュエリーの新たな時代を表す予感がします。
ダイヤや色石が邪魔にならない様に低く留めます。(埋め込こみます)かつて婚約指輪であったようなしきたりや伝統を重んずるのではなく、現代では日常的でさりげなくカジュアルに使いたい人のリングです。
表面がとても滑らかで装飾されていないので、石留めされたダイヤや色石のディテールに目がゆく一方、ボリュームのある大胆なスタイルのゴールドの美しさを引き出しています。
しばしばジプシーリングは大きなサイズのエクセレントカット、そして高いクオリティーのダイヤが留まっているのを目にするかもしれません。
このスタイルは石のパビリオンに入る光が少ないため、大きなテーブルを持った石の方が光を取り込めるので適しています。
Bold and Beauty
このシンプルなスタイルは、新しい世代のジュエリーデザイナーたちも取り入れています。
Ming Lampsonの代表するデザインは素晴らしい大きな石を使った大きなリングです。これらの石を従来の爪留めで留めるとしたら、日常使いとしてはかなり厄介ですね。
Hemmerleはその特別な技巧(ミステリーセッティング=石を留める地金が目に見えないセッティンング)で有名です。
このハイパーモダンなステートメントリングはミュンヘンのアトリエで作成されます。彼のリングは従来のイエローゴールドよりもアルミニウムや鉄を使用することが多い。
ニューヨークに拠点を置くデザイナーBrent Nealeは、このスタイルで爆発的人気となり、ジプシーリングの同義語にもなってます。
「誰もが異なる、私のコレクションの中のジプシーリングはとても私を表している」「どれもがカスタムオーです、それぞれ選ぶ石によってデザインされます。実際にジプシーリングはクリーンでクラッシック、同時に宝石を輝かさせそして保護するので私はこのセッティングが好きです。」とニール氏は語る。
タイムレスでユニセックスなジプシーリング、時代を一回りしスタイリッシュに生まれ変わったこのリングに投資するのもお薦めです。