Ear Cuffを作る 枝珊瑚
EAR DO - SIngle Earring Exhibition -
〜シングルイヤリングで魅せるサステナビリティ〜
日時: 2021/10/29(Fri) - 31(Sun) 1
11:00 - 19:00 ※最終日は18:00まで
場所: café deux poisons
東京都渋谷区恵比寿2-4-2
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枝珊瑚のイヤカフ制作過程
目次
・はじめに - 枝珊瑚のイヤカフ
・デザイン
・枝珊瑚の選択
・珊瑚の研磨
・イヤカフ本体の加工
・仕上げ
・終わりに
・はじめに - 枝珊瑚のイヤカフ
展示会メインテーマ「Single Earring」からイヤカフを選んだのは、ピアス派もイヤリング派も関係なく、片耳でも重ね付けできたり自由自在に楽しめてジェンダーレス、エイジレスの個性が光るアイテムだからです。
素材の珊瑚ー珊瑚といえば「珊瑚礁」を思い浮かべますが、宝石として用いられるのは「宝石珊瑚」と呼ばれるもので、深海に生息する骨格が硬い珊瑚です。
土佐沖の深海で採れる珊瑚は価値が高く、世界中から日本の宝石として高い評価を得てます。しかし宝石珊瑚として流通するものは品質基準は厳しく、形や色が規格外という理由で使えないことがあります。そんなデットストックの珊瑚をユニークな自然の造形美と捉え、新しい価値を加え生まれ変わらせることが目的です。
作品テーマが決まり以前お世話になった高知の珊瑚製作販売会社へすぐ連絡。「デットストックの枝珊瑚でイヤカフを作りたい」という突然のお願いは、珊瑚の原木からイヤカフの加工まで仕上げるという予想以上の返事と共にかなえていただけることになった。
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・デザイン
枝珊瑚の形状に出来るだけ手を加えないミニマムなデザイン。そのままの自然の形をなるべく生かして作るので、エネルギーを使わず環境への負担を抑えることができる。表面の凸凹や穴も自然の造形美、唯一無二のその趣を楽しむ。ジェンダーレス、エイジレス。
・枝珊瑚の選択
上下・左右どの方向でも着用できるようにストレート、またはS字を選択。ユニークな曲線に惹きつけられます。付け心地を考慮し、長すぎない2~2.5cmに枝をカット。
珊瑚の産地
赤珊瑚:高知県産
白珊瑚:高知県産
ガーネ珊瑚(ピンク):ミッドウェー産
原木を軽く磨いた状態
カットする部分を決めます
・珊瑚の研磨
自然の形状をキープするためあまり磨きないように注意
バフをかけて大まかに形を整えます
細かい部分をリューターで丁寧に磨き仕上げます
・イヤカフ本体の加工
イヤカフ本体はシルバー925で作ります。問題点は耳たぶにひっか掛けるだけなので、「簡単に落ちてしまうのでは、、」というのが心配。数回改良を試みる、内側に出っ張りを作ることで外れにくくしています。
※裏面にバネを付けて外れないようより強化することも可能。
キャストではなくシルバー地金から作ります
枝珊瑚を乗せる皿の取り付け
シルバーに金メッキを施して綺麗になりました!
・仕上げ
枝珊瑚を取り付けて完成
夏のイメージの珊瑚ですが、秋冬コーデのアクセントにもなります
着用感はこんな感じ、シンプルだけど目を引く格好良いイヤカフ
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・終わりに
珊瑚の原木から商品完成まで全てを快く引き受けてくださった高知の「三水」さんに感謝です。「イヤカフ作りは初めて」とおっしゃっていましたが、完璧な仕上がりでした。土佐の海を背景に作品の写真を撮影したのは珊瑚王こと「三水」の江川さんです、大変お世話になりました。
三水:高知で珊瑚の原木入札の権利を持ち、原木仕入れから一貫生産している珊瑚製作販売会社
土佐海と珊瑚
土佐海、高知県
土佐海、高知県、美しい海
展示会公式 インスタグラム: @ eardo_singleearringexhibition
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