チョコラのたまご🥚秘話✨
この絵本を描いていて、感慨にふけってしまったので、今日は絵本をお休みにします!
このお話は、娘の小学1年生の時のエピソードです。
みんなで育てていたチャボの、チョコラとエンジェル。
チョコラのたまごは娘には、ヒヨコが生まれるはずの、食べてはいけない
たまごだったのでしょう。
とてもショックな出来事だったと思います。
でもその1つの事から、自分を取り巻く食べ物の事を、有り難みを
じんわりと理解したようでした。
その娘ももう二十ウン歳、頼もしく育ってくれたなぁと嬉しく思います。
思い起こせば、彼女が産まれた時は、胎盤早期剥離という状態で
*ここから痛いお話がありますので、苦手な方はご遠慮くださいね。*
看護師さんのお話によると、妊娠中毒症の予防ができていなかったから
ではないかということでした。
陣痛が途中から弱くなってしまい、赤ちゃんの心臓の音が弱くなっている、
と、看護師さんが慌てて産科の日直の先生(総合病院なので)を呼んできました。
大丈夫ですか?と顔を叩かれ、大丈夫だけど赤ちゃんはどうなっているのか
自分の顔が青ざめていくのが分かりました。
「お母さん、赤ちゃんを取り出しますよ、頑張って!」
と言われたけれど、取り出す?頑張るけど、どうやって?
突然、想像を絶する痛みが下半身に走りました。
一瞬にして私は全てを理解しました。
赤ちゃんを、早く取り出さないと、赤ちゃんの命が危ないんだ!
痛みのあまり呻いた私を、先生が、「うーじゃない!お母さん、ふんばって!」
と喝を入れてくれました。
分かってます!今頑張らないで、いつ頑張るんだ!と私は渾身の力を振り絞って
産みました。同時に先生が鉗子分娩という方法で、娘を取り出してくれました。
看護師さんと先生の機転の早さと腕の良さのおかげで、(鉗子の使い方で目に傷が
つくこともあるそうです)娘は無事に産まれることができたのです。
その後の貧血や傷の痛みにも悩まされましたが、産まれたばかりの娘の顔を見ては
「お母さんはあなたを絶対死ぬまで守るからね!」と誓いました。
こんな弱々な母が、ここまで頑張って生きてこれたのは、あなたという娘が(息子も)
いてくれたからです。
本当にありがとう😭
もう母の見守りは要らないようですが、時々はあなたの世界も覗かせてね。
あなたの未来も楽しみだから🌸
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