下書きの下から十五番目
「勝負のしかたが気に入らない」
なんの勝負をされたのかなにに腹を立てていたのか思い出せない。けど、気に入らないってわざわざ書き残したっていうことは本当に気分が悪くなっていたんだと思う。
気分が悪くなった時、その原因を真っ向から否定しようとしてしまうことがある。あれは間違っている。あれは最低だ。という風に。
そのことについて全てを知らないし、全てを知ることなんてできない。
だからあくまでも、自分の好みではなかった。相性が悪かっただけなのだと言い聞かせる。
私は、こういうことを自然にできる人間ではなく、考えて意識しなければ容易に人を傷つけてしまう可能性がある人間なんだろうな。
この下書きを書いた原因を思い出せないから抽象的な表現になってしまうな。
どんな勝負を仕掛けられたのだろう。自分が当事者ではない可能性もあるな。
勝負っていう言葉を使った自分の感覚をもう一度体験したい。
勝ち負けにこだわっていたのかな。情けないな。なんかもう雰囲気負けとるやん。