下書きの下から八番目
「I want to relish my life with my devil's person.」
あー、恥ずかしい。英語だなんて。そしてこれは江國香織さんのエッセイから半分引用したようなもの。
relish:風味っていう意味もあるんだけど、美味しく食べる、とか楽しみに味わうっていう意味もあるらしい。
devel's ~:例えば、deveil's drinkはアルコール中毒の人にとってお酒のこと。それがないと行きていけないような状態させるもののことを指すみたい。
単純にrelishという一つ単語で、美味しいものを食べることと、生き抜くことのどちらも表現できるとことが好きだったし、(私は食べることが大好き)中毒性のある人っているよね、そしてそれがdevilって面白いな、って思った気がする。
特に、この頃は初めて食べるものや、行ったことのない綺麗なお店でお酒を飲む機会が増えて、口に入れるものの印象深さがそれまでとは比べ物にならなかったと思う。だからrelishに惹かれたんだろうな。
それと同時にもうdevilな人に出会える気がしなかった。どうしても執着できなかった。どこかでもっと執着できたら良いのにって思っていたのかもしれない。よくわからない感情だけど、その時は誰かにゾッコンになろうとしてた。
思い返すと、本気でゾッコンになろうとするなんて無謀だなと鼻で笑ってしまう。気づいた時にはもう戻れなくなってしまっていた、ていうのがゾッコンなんじゃないかな。ゾッコン中なんていう言葉もしっくりこない。
執着してしまうくらいdevilなものがないとrelishできないと、今でもどこかで思ってしまっている。