聖notestudent学園5
5、頑張る………頑張る?
ー5月ー
あっという間に4月が終わり、5月になった。
生徒会の選挙があるって聞かされてから本当になにも起こってない。
5月になれば何か新しいことが起こるかもとあわい期待を抱いていた私が馬鹿だった。
つまり、暇。
羽菜
「う~んつま~んな~い!」
花鈴
「え~!5月には部活見学があるのに?」
部活見学…
羽菜
「それだ!」
部活動…!忘れてた!でも、なに部に入ろうかな?
あ、そうだ!
部活の見学をしながら、羽菜のことを知ってもらおう!
そうすれば、選挙で有利になるかも!
羽菜
「部活動見学…羽菜も行く!」
和香女
「えっ?部活見学、羽菜ちゃんも花鈴ちゃんも行くの?
なら、私もご一緒させてもらってもいい?」
花鈴&羽菜
「いいよ!」
と、いうわけで羽菜と花鈴と和香女の3人で、部活見学にやってきました!
私はまず、音楽室にやってきた。
防音がしてあって、小さな音だけど、力強い音色が聞こえる。
羽菜
「えっと…この教室は、何部かな…?」
和香女
「この音色…軽音楽部じゃないかしら?」
花鈴
「入ってみよ!」
私達は音楽室の重い扉を開けた。その瞬間。
「キャー!キャー!陽太先輩~!黒先輩~っ!」
陽太先輩と黒先輩を呼ぶ声にまけないくらいの音色の曲が聞こえた。
羽菜
「うわああ~っ!なるほど…(笑) 黒先輩と陽太先輩を見学しに来てる人がいるんだね(笑)」
私はそう苦笑した。
私達は人混みをかき分け、なんとか先頭に来た。
黒先輩と陽太先輩達の曲に合わせて歌うのは美人のたぶん…2年生。
透明感のある歌声に私達は引き込まれてしまった。
魔朱
「えっと…ありがとうございました…!えっと…一年生もいるので、自己紹介をします。ボーカル兼キーボードの小町魔朱です。」
黒
「ギターの白銀黒です。」
陽太
「ドラムの熊野陽太です。」
と、自己紹介は続いた。あの人、小町 魔朱って名前なんだ…
羽菜
「あ、あの…!魔朱先輩、黒先輩、陽太先輩、素敵でした!あの透明感のある歌声…私、引き込まれてしまいました!」
「キーボードとボーカルの2つを担当して、2つともとても魅力的でした!」
あ…心の声…が思いっきり出ちゃった…!
私は顔を真っ赤にした。
魔朱
「ありがとうございます…!」
と綺麗な声で感謝の言葉が聞こえた。
羽菜
「じゃあ、次、行こうか!」
和香女
「OK!」
と音楽室のドアを開けた。
ーあとがきー
ありがとうございました!
まだまだ部活見学は続きますw
次は何部に行こうかな?
よかったら、スキ、コメント下さい!
次のお話もお楽しみに!