見出し画像

第1ステップ YAMA

八支則の第1ステップとしてマットの上でなく日常から意識したい他者との向き合い方。日々の生活環境や良い人間関係を保つためのポイントであるYAMAについてみてみましょう。





YAMA ヤマ (禁戒)

①Ahimsa アヒンサー (非暴力、非殺生)

周りの人に肉体的な暴力だけでなく、精神的な言葉の暴力を振るわない。また、自分自身にも暴力を向けて傷つかないようにし思考の面からも気をつけましょう。

最近はネットなどの誹謗中傷などが問題になったりしてますが、それも言葉の暴力です。メンタルが強い弱い関係なく目には見えない傷を心に負うのです。そして自分自身を責めるような思考を持つこともよくありません。過剰に謙遜したり、自己卑下してしまう方いるのではないでしょうか?私も昔はそうでした。他人と比べては自分を嫌いになってしまったり。他者にも自分にも暴力を振るわないことも大事なんですが、自分に対しては特に気づかぬうちに暴力を振るってることがあります。自分をたいせつにしましょう。


②Satya サティア (嘘をつかない)

他者、自分に対して常に正直で誠実に生きる。
見栄を張ったり自分を守るための嘘をつかない。

ここで意識したいのが他者に対して嘘をつかないということも大切なのですが自分に対しても嘘をつかない。あなたは自分に正直になれてますか?『やりたくもないことを断れない。』『願いや願望があっても私には無理』と思ったりなんてことありませんか?これも自分に嘘をついている状態なのです。
良い悪いとジャッジをしないことが大切です。まずはありのままを見ることから始めましょう。


③Asteya アスティヤ (不盗)

盗まない。人のものを欲さない。独り占めをしたり、欲張って必要以上に所有しない。

これはものだけでなく時間、信頼もなのです。待ち合わせの時間に遅刻することも相手の時間を奪ってることにつながります。自己中心的な行動をやめ相手への思いやりをもって行動をすることが大事です。


④Brahmacharya ブラフマチャリヤ (禁欲)

欲望に惑わされない。

食欲、物欲、性欲などあらゆる欲望や快楽に惑わされてそこにエネルギーを消耗しすぎないようにしましょう。過剰な欲望は自分を見失うきっかけにもなります。依存してしまうのも過剰な欲望に振り回されている状態です。エネルギーは必要なところに必要なだけ注ぎましょう。


⑤Aparigraha アパリグラハ (不貪)

必要な物を快適な量をもつ。執着しない。

独占欲を抑えて必要以上に執着したり、持ちすぎないことが大切です。持ちすぎると今度は失うことが怖くなり、他者への嫉妬や怒りへと変わってしまいます。物だけでなく過去の自分や他人に執着しすぎることも本当の自分を見失うことにつながります。フラットな思考を持つためにも意識してみましょう。



端的な言葉のため解釈は人それぞれあると思います。YAMAはヨガのゴールを目指すための土台となるステップのうちの1つです。ゴールを目指すには自分と向き合うことが大事です。そのために安定したマインドを得るのが今回紹介したYAMA、次回紹介するNIYAMAです。
マットの上にのる前の日常生活から少しずつ意識することを繰り返すことで安定したマインド、ブレない自分軸を手に入れてより生き生きと毎日を過ごしていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?