ハンガーのパステル画記録

ハンガーです。先日個人的なイラストについての考えをノートで綴ったのですが、実はここ最近お仕事で絵を描いていました。
中学からの友達の結婚式に、ウェルカムボードのオーダーをいただきまして。招待状などペーパーアイテムのデザインのご依頼を受けたことはあるのですが、今回はもはや絵画！久々の「絵を描く」ことをどきどきとがんばりました。しかもさすが幼馴染み。むかーし描いた絵を覚えていて、パステル画のご指定付。
パステル画は専門でもないし手探り自己流ですが、今回は記録として行程を残してみたので、せっかくなのでここに。

①下書き。黒台紙にしたので、鉛筆がキラキラして見易かったです。そこにぼんやりパステルで下色をのせていきます。

②更にざっくり色乗せ。面白い表情を出したいので、多色でパステルを重ねていきます。色が混ざるとグラデで奥行きやら深みやらが出てお得です。

③指でのばして馴染ませ。この行程で指がとってもカラフルになります。うっかり部屋中彩らないように注意。
更に細かい部分の下書を続けます。木の部分は流れを出したくて一方向でしたが、今度は綿のモコモコ感を出すためにぐるぐる描いてみる(質感でるおまじない)

④やっと猫さまご登場。そして背景にぼわっと紺色をグラデーションします。色台紙のもとの色をいかしてみる。擦りすぎにより指が痛くなってきたので、ティッシュで広くぼかす作戦に。ティッシュにパステル飲み込まれてる気もしつつ、広い部分を均等に伸ばすにはおすすめ技です。
ここで一旦定着材をふきかけ、やり直し必須の細かい部分にはいります。

⑤猫さまの顔描きました。何故かどーしても邪悪になってしまいこれだけで一日かかりました。ふぅ。
そして更に文字を載せます。パソコンで書体やデザインをあれこれいじって決めて、印刷して写して本描き！ここでぐっと全体が締まった気が！背景の星や雪もバランスを見ながら入れていきます。

⑥最後にこすれたりでわたしの手のひらに消えてしまった質感を描き足します。これが地味に効いた気が！気が！

⑦御祝いカラーの白額にいれて完成！画面内の白と枠色が合ってよかったー

さて、雪にツリーに桜に猫そして浮かぶ星と猫とわんこまで。一見季節感もなにも無いような不思議な絵ですが、これら全て新郎新婦さんにゆかりのものたち。エピソードやオーダーを聞いて、頑張って全部入れにしてみました。笑

ありえない情景だからこそ、絵としてのファンタジー性や、思い出がぎゅっと詰まった二人だけの特別なものになるのでは、と思ってます。
そんな思い出の木を二人のお家に見立てて、飼っている猫さまに模した二人の姿で、会場にいらしたゲストをお出迎えしてくれることと思います。

式にはお呼ばれしていただいているのですが、会場で見るのがまた楽しみです！＼(^o^)／お二人に、末永く幸あれ！

？　ハンガーとペットボトルとは　？

いかり肩の妻であるデザイナーと、なで肩の夫である脚本家のユニット。

それぞれ本業に勤しみつつ、せっかくなので、結婚を機に二人で制作できる「絵本」に手を出してみました。ふたりでゆるりと更新中。