Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K test
ライフワークともいえる「モータースポーツ」番組制作のお仕事
今回富士スピードウェイでのレースにて弊社の新しい武器ともいえるシネマカメラBlackmagic Pocket Cinema Camera 6Kをシェイクダウン(モータースポーツ用語にちなんで)
今回試したかったのはEF100-400㎜(カメラがSUPER35なのでこの1.6倍延びる)という超望遠特性とハイスピード撮影(120fps)
まず、このカメラは完璧なケージ+リグなどを組んで実用的なシネマ仕様にしないと本当に厳しい。
実はこのカメラ用に装備がなく旧型のFS700のリグだけをつけて無理やり組んでみると
ちょっと不格好、三脚のネジの締まりもイマイチでちょっとハンドリング悪いかな・・。レンズサポートはないとやばいので一応支える。
不便はあれどもパフォーマンスは素晴らしいです。
こちらが撮影した動画
以下簡単なインプレです。
BM6K+EF100-400 TEST
@FSW
ProRes422 HD30P収録
EF100-400のみ EXなし
FS700と比較した
【メリット】
・バァッファ記録でなくコマで記録するから何秒でも思い通りにRECできる
・使えるか分からないが、途中まで音声が記録される
・EFレンズがダイレクトにつくのは良い。
・いざというときは4KやRAWも使える。
・
【デメリット】
・噂通りバッテリーは弱い 30分に1本くらい(予想よりはよいかな)
・ProResなのでデータはめちゃくう
・HS撮影(120FPS)時はセンサーサイズを2.8Kにしなくてはいけない(本来6kから小さくなるが、HDレベルだと問題ない)
・4KのHSは60PSまでとなる(編集で120FPSまではいける)
・XLR2chは使えない。XLR+3.5mmは可能。
試してみると不便さもかわいく思えて創作意欲がわいてくる。めんどくさいじゃじゃ馬だけど、キチンと使えば、完全なシネマルックだし、楽しめそう。
株式会社汎企画 代表取締役 香月達行(48歳)