♯2.大きな課題 211224fri.
私の“生きづらさ”とは何か。
それは、
①時間管理ができないことと
②脳内がとっちらかっていること。
まず①について。
待ち合わせや集合時間にはいつもギリギリです。
出かける前は仕事でもプライベートでもバタバタで、だいたい玄関は駆け足で出ます。
たまに余裕あるなと思うと、隙間時間に何かやってやろうと余計な気を起こして、
溜まっていた食器を洗ってみたり、部屋の片付けをしてみたり、やることがなければスマホゲームをやったりネットサーフィンをやりだし、結局時間ギリギリになるということが多々あります。
おそらく時間の逆算の見積もりが甘いのでしょう。
無意識で行動すると自分でも驚くくらい、いつの間にか時計が進んでいるというのが私の日常茶飯事です。
期限付きのタスクについても同じことが言えます。
昔からギリギリ癖が強かったです。
宿題はいつも夕飯の後、夏休みの宿題は毎年8月31日に一気に終わらす、大学のレポートも締め切りギリギリ。
今でも事務書類の提出は締日ギリギリか、時には出し忘れて催促されることも、、、。
こんなことが続くと自己嫌悪に陥ってしまうのですが、何故か懲りずに何度も繰り返してしまうのです。
今この文章を書いているだけで「とほほ」と声に出してしまいそうなくらい情けないです。
②の“とっちらかる“というのはまた①以上に厄介で、“とっちらかっている”が故に様々な障害が発生します。
“とっちらかる”の中には様々な症状が含まれており、箇条書きにすると以下の通りです。
•忘れっぽい
•何でも先送り
•故にタスクを溜め込む
•ケアレスミスが多い
•おしゃべりが止まらない(※特に脳内)
基本的に、私は一見すると発達障害には見えません。
むしろ優等生に“見える”タイプです。
だけど実際にはそうではないので、付き合いが長くなるとそのギャップに驚く人もいるようです。
3歩歩くと鶏のようにやるべきタスクを忘れますし、めんどくさがりで何でも後回し、それでどんどん積み重なりやるべきことが溜まっていってキャパオーバーになって、パニックになり、何もかも放り投げたくなるのです。
いざタスクに取り組んでもおっちょこちょいなのでミスが絶えず、1度や2度のやり直しは当たり前です。
最後に、“おしゃべり”が絶えないことがさりげない大きなストレスとなっています。他人とのおしゃべりも止まらない方なのですが、それよりも大変なのは脳内です。
常にあれやこれやと考えていてそれも木の枝のように右にも左にも連想ゲームのようにいろんなことを考えて、どんどんどんどん突進していってしまいます。
それはまるで「マジカルバナナ」(古いかな?)のように連鎖が続いていくので、気がつくとはじめに考えていたことがなんだったのか忘れてしまいます。
それは日常生活の中で多々あります。
ある芸能人の方も同じことをおっしゃってました。
その方は高学歴で女性のADHDの方です。
ADHDには覚醒作用のある薬を処方されることがあるのですが、
その方が薬を飲んだ時、こんなにも脳内に静寂が訪れるものなのかと不思議な体感をしたといった内容のことをコラムに書かれていました。
私はそれを読んで、
「なるほど!」と大きく合点がいきました。
そうか、私は脳内が“多動”だったのだ!と。
ADHDは日本語では注意欠陥多動性障害といいます。
注意欠陥の他に多動が生じやすいと言われていて、それについては男児に多く見られるとされています。
ただ、体を使った行動における多動だけではなく、脳内の思考、ひいてはそこから発せられる言動などにおいても多動の症状が見られるというのもADHDの症状の一つなのです。
私はADHD症状を持つ他人の体験談を聞くことにより、自分の自覚していなかった症状について、初めて認識することができました。
その芸能人の方のお話が聞けてよかったと思っています。
以上が、私が主に感じている困りごとです。
「そんな大したことじゃないじゃないか。私だってそれくらいあるよ。」と言う人もいるかと思いますが、
私にとってはその症状が大きく生活にのしかかっており、生きづらさを感じる大きな要因となっています。
この困り事が生活から除去できればどれだけ清々しい人生を送れることだろうと思っています。
現在、私は自分の特性を見定めている段階です。
発達障害はまさに十人十色、千差万別であって、一般的な処方や対策が通用しません。
それは、発達障害がスペクトラム(≒グラデーション)であるからこそです。
だから私は自分の特性に見合った対策を練っていくべきだと、
今になってようやく思い至ることができました。
数年前まではその原因すら思い至らなかったので、大きな進歩だと思っています。
凹凸のある私にとってスタート地点に立つことこそが大きな成長だったということです。
今後は、自己分析の内容や困り事に対する改善策などご紹介できたらと考えています。