#1.“はんにもん”という人間について 211223thu.
初めまして、はんにもんと申します。
軽度のADHDです。
今はコンビニで店長をやっています。
アラフォー独女です。
30歳を過ぎた頃から原因のわからない生きづらさを抱えて生きてきました。
「私ってダメな大人だなぁ。ズボラでダメ女な私と素敵な大人女子の違いって何だろう?」
ってずっと思い悩んでいました。考えても考えても答えが出ないので、悶々とした日々をひたすら過ごしてきました。
しかし30代半ば頃になると、
「大人のADHD」という言葉を耳にするようになりました。
「何それ?」って気になってネットで調べてみたら、
まさに自分が悩んでいることそのものでした。
ネットや動画で検索•情報収集して、知れば知るほど私そのものでした。
ただこの時点では、あくまで私はADHDっぽい傾向があるだけだろうなぁとただなんとなく考えただけでした。
そんな折、ふとネット上にあったADHD簡易診断をやってみたところ、
結果はADHDの可能性が高いということで、医者の受診を薦めるコメントが出てきました。
「35項目中26項目当てはまったらあなたはADHDかも」というテストで、私は28項目当たったのです。
その頃はモヤモヤが溜まり過ぎてだんだんイライラしてきた頃だったので、
もうここまできたら真偽をはっきりさせたいという気持ちが強くなり、ちゃんとお医者さんに診てもらって正しい診断を出してもらおうという気持ちになりました。
そういう経緯があり、今年2021年の春から秋にかけて近くの心療内科に通院することとなりました。
何故、私がきちんと診断してもらいたかったかというと、
より客観的な自己分析をして現時点での自分の困り事をなくしたいという思いがあったからです。
私の困り事は以下の通りです。
•忘れっぽい
•時間管理ができない
•先延ばし癖がある
•片付けができない
•詰めが甘い
•見通しが甘い
•飽きっぽく、集中力が続かない
•行き当たりばったりでケアレスミスが多い
•衝動買いが多く、貯金ができない
•欲求に弱く、食欲が抑えられない
•やりたくないことへのハードルが大きい
他に細かいことを挙げればキリがないのですが、大きな困り事は以上のような事柄です。
これらはADHDでなくても誰にでも起こりうることではあるのですが、
ADHDは脳にいわば欠陥のある状態であり、それが故に発達障害といわれています。
“フツー”の人(いわゆる定型発達の人)とは、その困り事の程度が違ったり、そもそもの脳内の細胞の動き方が異なっているのです。
私は専門家ではなく、にわかの知識なのでうまく伝えるのが難しいのですが、
簡単にいうと、ADHDといわれる発達障害の人(非定型発達の人)の場合は、
これらの困り事をちょっと気をつけるといった程度の意識改革だけでは直せない、
つまり根性だけでは直せないということです。
これらの困り事を解消するためには自分の特性をよく理解し、その特性にあった具体的な改善策を立てることが大事であり、その改善策には生活習慣などの構造的な仕組みづくりが必要となってくるのです。時には家族や友人、同僚など周囲の方々の協力が必要になる場合もあります。また、症状が重症の人には薬物治療も大変有効です。
とは言っても私の場合は、そこまで重症なわけでもなく、周囲の人間からは至って“フツー”の人と見えているので、薬を飲むような大袈裟な治療は必要ないだろうと判断しました。お医者様も薬は必要ないだろうとおっしゃてくださいました。つまり、私は自分の特性にあった改善策をこれから構築していかなくてはならないということです。
ここ1〜2年で自分なりに自己分析をおこない、少しずつ対策を練ってきました。
もちろんこれからも生活改善していく必要は多々あります。
そこで、アラフォー独女の悪戦奮闘ぶりをADHD改善対策の一つの事例としてみなさんに紹介できたらと考えています。
世間では隠れADHDも多く、今では10人に1人はADHDだと言われています。
ADHDの当事者はもちろん、そのご家族やご友人、職場の上司•同僚の方々にも是非見て頂きたいと思ってます。
末筆ながらみなさんの生活改善の一助となれたら光栄です。
今後ともよろしくお願いいたします。