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台湾の美味しい果物「龍眼」その魅力と楽しみ方

台湾では、「龍眼」(りゅうがん)と呼ばれる果物が夏から秋にかけて楽しめます☺️
龍眼は「桂圓(けいえん)」や「圓眼(えんがん)」とも呼ばれ、5月から11月にかけて旬を迎える果物!
特にビタミンBやCが豊富で、多くの人々に愛されている果物の一つです。

①龍眼の歴史と種類

台湾の龍眼は約300年前に中国の閩粤(びんえつ)地方から伝わり、台湾の気候や土壌に適していたため、広く栽培されるようになりました。現在では、台湾で栽培される果物の中で、バナナ、マンゴー、パイナップルに次ぐ第4位の栽培面積を誇り、50種類以上の品種が存在します。

龍眼の品種とその特徴

台湾の龍眼の収穫時期は3つの段階に分かれています。それぞれの時期に異なる品種が楽しめるのが魅力です。

1. 五月龍眼(ごがつりゅうがん):最も早く成熟する品種で、6月に収穫が始まります。果実が大きく、糖度が高いため、フレッシュなままで食べるのに適しています。主に台南の東山や南化で栽培されています。

2. 粉殼龍眼(ふんかくりゅうがん):台湾全土で栽培されており、最も一般的な品種です。成熟すると果皮に果粉が付き、フレッシュでも加工品でも楽しめます。8月が最盛期です。

3. 韌蒂龍眼(じんていりゅうがん):果実が大きく、果肉がシャキシャキして甘いのが特徴です。また、果梗(かこう)が強靭で簡単には折れないため、フレッシュでも加工でも楽しめます。主に台南や嘉義で栽培されています。

4. 十月龍眼(じゅうがつりゅうがん):最も遅く成熟する品種で、10月から11月に収穫されます。果肉はQ感(弾力)があり、甘さが際立ちます。主に嘉義、台中、南投で栽培されています。

龍眼の楽しみ方と注意点

龍眼は非常に甘く、栄養価も高いため、美味しく食べられる果物です。しかし、糖度とカロリーが高いので、食べ過ぎには注意が必要です。農糧署は、成人が一度に食べる量として11~12粒を目安にすることを推奨しています。

ぜひ、旬の龍眼を楽しみながら、台湾の豊かな果物文化に触れてみてください🥰

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