授業課題 マグニフィセントセブンと古典映画の話(ニューシネマパラダイス)
定番の娯楽映画は質問も出にくいので、授業課題には厳しいかと思いきや。
今期の中では、自分の中で学びが多いものだった。
頭の中で漠然と理解していたものだが、生徒からの質問で言語化できたのは大きい。
ここで書いても良いけど、ちょっとイベントとか配信で話したいなと思ってしまった。
生徒たちが原点の「七人の侍」も観たいと言ってくれたのは大きい。
七人の侍は脚本の参考書では必ずと言っていいほど出てくる映画だが、正直初心者向き、現代向きではない。
作られた背景、時代などを知らないと「長い、つまらない」という感想を抱く人が多いだろう。
娯楽を作るために学ぶためには、まず本人が「面白い」と思わないと得るものは少ない。
同じく映画の名作「ニューシネマパラダイス」も若い時は半分も良さがわかっていなかったと思う。
昔、俳優をやっていた生徒とニューシネマパラダイスについて語ったことがあった。
「先生、僕も凄い好きな作品なんですが、歳をとってからの場面が長い気gするんですよね」
「言いたいことはわかるけど。あれね歳を取ってから観ると、すごい沁みるんだよ。だから無駄じゃないと思う」
年齢を重ねると喪うものと見えてくるものがある。
あの子はニューシネマパラダイスを、また観てくれるかな。