【ポーカー:NLH】全レンジCBに対するカウンター戦略
こんにちは、ポーカーYouTuberのりゅうたろうです。
今回は久々にNLHの記事になります。
あまり僕にNLHのイメージは無いかもしれませんが、NLHの方がプレイヤーとしての期間も長いですし、人口的にもまだまだNLHの方が多いので、頑張ってNLHの記事も書いていけたらなと思います。
今回は、全レンジCBに対するカウンター戦略という事で、フロップで全レンジCBを打ってくるプレイヤーに対する戦略を考えたいと思います。
今回取り上げるシチュエーションは、100bb持ち、アンティ1bb、CO vs BBの2betpot、フロップAs9h2dです。
COがオープンしてBBがコール。フロップがAハイレインボーのドライボードという、割と頻出のシチュエーションだと思います。
今回はこの状況について考察していきます。
■想定レンジ
今回のシチュエーションで想定するレンジは以下の通りです。
●COオープンレンジ(IP)
●BBコールレンジ(OOP)
本来はレイズとフォールドの混合戦略であるハンドも存在しますが、今回はより内容をシンプルにする為に省略し、こちらのレンジを採用します。
■GTO戦略
まずはGTO戦略からの紹介です。
▲BB 1st Action
BBはAs9h2dのボードではドンクを打たずに全レンジCheckをするのがセオリーです。
COにはAヒット以上の強いハンドが沢山あるのに対し、BBは何も絡んでいないトラッシュハンドが多く含まれるため、レンジ全体のEQが低く自分からベットをするのは悪手になることが多いです。
これは感覚的にも理解できる人が多いと思います。
▲CO vs BB Check
COはBBのチェックに対し、広いレンジでベットをします。
今回設定したベットサイズは33%potの安いCBと75%potの大きめのCBです。
▲BB vs CO 33%bet
BBはCOのフロップ33%CBに対して、ワンペア以上のハンドと、ダブルバックドアになっているようなハンドでディフェンスし、残りをフォールドします。
▲CO vs BB 33% Raise
COはBBの安い33%チェックレイズに対して、ワンペア以上のハンドと、一部のバックドアのあるハンドをディフェンスし、残りをフォールドします。
▲CO vs BB 75% Raise
また、75%のチェックレイズに対してはAのワンペア以上のハンドと9のワンペアをコール。その他のワンペアやバックドアのあるハンドの一部などもディフェンスして残りをフォールドします。
■全レンジCB戦略とその対策
ここで、COが全レンジで33%potのCBを打ってくると仮定しましょう。
▲CO vs BB Check
つまり、A92rのフロップが落ちたら「とりあえず33%CB」を打ってくるプレイヤーという想定です。
これに対するBB側の戦略は以下のようになります。
▲BB vs CO 33%bet
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