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YoCの重要性 と 配当率・増配率の関係性
米国株の配当関連の指数では、よくYoCを使って語れていますが、
日本の株では、YoCで語られることが少ないのです。
YoCとは?
YoC(Yield on Cost:購入時配当利回り)は、
購入時の株価に対して、現在の年間配当金がどれだけか?
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言い換えると
YoCの定義
YoC = 初期配当率 x 増配の複利成長
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YoC(10年後)の計算
初期配当率: 4% 毎年の増配率: 10%
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つまり、配当率と増配率の掛け算で
過去に買った株が ?年後に 何%の配当になるか
というのが YoC ということになります。
株式サイトでは、配当率だけしか語られていませんが、
配当を最大化するためには、”配当率 x 増配率 = YoC” が重要になります。
10年後の配当率(YoC)
①配当率: 4% 増配率: 10% = 9.43%
②配当率: 4% 増配率: 8% = 7.99%
③配当率: 3% 増配率: 10% = 7.07%
解説:
③は、増配率が10%でも、初期の配当率が低いと、②の増配率8%に負ける。
⋯増配率だけではなく、初期の配当率も重要。
まとめ
YoCは、
配当株投資の成果を長期的に評価するために非常に有効な指標です。
配当率だけに注目するのではなく、
増配率とのバランスを考慮し、必要に応じて、
計算、比較することが、YoC、配当の最大化に繋がります。
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