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2. 住民視点から見たコロナ配食事業続

行政文書開示請求結果2回目) 

これで何かしらわかると思ったんですが、2回目の開示請求10月21日開示と
メールでのやり取りでの回答と開示内容に対する説明(10月27日)では、
彼らは支出について説明する気が全然ない印象の物ばかり、得るものが
とても少なかった開示請求でした。

●豊健2349-1号:豊中市新型コロナウイルス感染症自宅療養のための
配食サービス事業委託にかかる変更契約書(添付省略)

●豊健2349-2号:豊中市新型コロナウイルス感染症自宅療養のための
配食サービス事業委託にかかる変更契約を結ぶにあたっての協議内容
(協議とは呼べないもので添付省略)

●豊健2349-3号:豊中市新型コロナウイルス感染症自宅療養のための
配食サービス事業委託にかかる見積書
(見積もり根拠は一切わかりません。これだけです。5610円から3960円に
下げてるのに、何が悪いんだ!みたいな説明でした。これだけでは、まだ
わかりませんが、後々情報が出そろってくるとやっぱり問題あるよなって
思った見積もり。価格変更時に3社が出してくる数字が揃うのおかしくね?それって見積もり言うんか?)

図2.1 見積もり書(内訳なしで3社同額)

●豊健2349-4号:豊中市新型コロナウイルス感染症自宅療養のための
配食サービス事業委託料支払い明細(2021年、2022年)
(内容が薄すぎるので添付省略、3回目の開示請求結果で出します。)

なぜか保健所の担当はいつも横並びで比較できない異なる期間の
資料ばかり送ってきます。

2回目の開示請求では
・契約書は9月13日からの変更契約(12食分)について
・業者との協議がわかる文書については9月13日からの変更契約について
・見積もり書は、6月1日からの(21食分の契約)についてだけでした。

同時に行ったメールによる質問の回答にも具体的な内容が一切なく、
「ちゃんとやりました!」的な回答しかありません。

もちろんこの内容ではわからないと抗議しましたが、説明はした。
あとは感性の違いだ!としか言いません

対応してくれる団体を探してみた)

 こちらの要望している具体的な事実をもとにした説明を全くしない保健所からのメール回答(10/14)の酷さで、開示請求自体も前に進みそうにないと感じ、対応してくれる団体が無いか探し始めました(10/15)。
 
どこも電話がつながらずメールにも回答がないといった状況で、愛知県の団体(オンブズマン)の代表に電話がつながりました。電車で移動中のようでしたが、その後丁寧に対応頂きました。(この時私は、住民監査は自分がやりたいけど負けるだろうから、その後の住民訴訟を費用そっちもちでやってくれませんか?と言う無茶なお願いをしました。)
 基本的に弁護士費用が必要ですとの事。ただし、手弁当でやってくれる
有志が北摂近辺にいないか探してみますと回答。結果はいませんでした。

 ですが、監査請求を進めていく上で骨格となる大きなアドバイスを
幾つか頂き、それにそって進める事にしました。このアドバイスを参考に
した3回目の開示請求で問題の全貌がようやく見えました。

もらったアドバイスの一部
➀ 正しい文書名を押さえて、すべての期間について請求すると良い
(これを理解していなかったので、役所に都合のいい曲解での
 変な回答しかもらえなかったんですね。)
② 支出命令書を請求し、契約通りに支出されたかを確認したほうが良い。
(この段階ではそんな物までいるかなぁ?って思ってました。けれど、
 これ重要でした。保健所が無茶苦茶やってたことがわかりましたw)
③ 市には随意契約の選定理由を公表したHPがあるはずですよ。
④ 問題だと思う事は全て請求書面に書いておきましょう。
⑤ 監査請求提出後に記者クラブに、プレスリリースを出しておきましょう。
⑥ 記者クラブとしては、市の記者クラブ以外に府政記者会があります。
⑦ プレスリリースとはなにか。(https://ca-news.biz/3938
⑧  参考図書「住民訴訟の上手な活用法」参考にして下さい。

行政文書開示請求3回目)

10月21日開示期限の請求結果の説明が10月27日に設定され、その説明の場で
不足する開示内容の請求をしようと、3回目の開示請求内容をまとめて、
2回目の開示請求結果の説明の場に臨みました。

図2.2 3回目開示請求

この請求も担当はかなり抵抗してきたんですよ。もう本当うんざりです。
再出ですが10月14日のメール回答でこのようなことを言ってきております。

 契約に至る過程に対して問合せしているのに、回答は「保健所組織として決定しました。」(図2.3 ⑥)ずっとこういった具体的事実を示さない回答ばかりだったんですよ。なので説明の場で抗議したら、個人情報だどうだ
言い出してくるから、名前はA,BC等特定の人だとわかるように書き換えてくれて結構だからと、言っても出さないの一点張り。別の市役所職員を呼ぶと
突然態度を改めて、『あぁそれは決議書で開示します。それでいいでしょ』だって。こちらは分かるようにかみ砕いて説明し要求しても、わざわざ変な受け取り方をして、珍妙な回答をしてきますので、この文書名を抑える事が大事みたいです。結局この時は不明だったのですが4回目の開示請求の前に、必要であった文書名がわかります。豊中市では「支出負担行為決議書」と「契約決議書」「支出命令書」になるそうです。支出命令書については、
2回目開示請求の段階で名前を押さえておりました。

図2.3 10月14日保健所からのメール回答の一部(青字:保健所)

行政文書開示請求結果 3回目)

大量の文書になりました。この日だけで3500円以上は支払っておりますw
主な内容は、2021年9月~2022年9月までの以下3種類の文書です。
・支出負担行為決議書
・契約決議書
・支出命令書

3回目の開示請求でわかったこと
➀ 2021年9月の1回目以外は、関係した4社全てが随意契約。
② 2022年2月以降は、随意契約の理由が事実にそぐわない。
③ 市の事務決済規定で課長部長が決済できる金額が定められているが、
 契約決議、支出負担行為決議ともに決済金額が守られていない。
④ 契約決議で決済した金額を大幅に超える支出命令が行われている。
⑤ 2022年2月に仕様書を大幅に変更しているが価格見直しをしなかった事。
⑥ (作成中)

文書が不存在のため不開示(実施していないと言ってきた事)
➀ 各契約毎に入札を検討したことがわかるもの
 ⇒ 会議等を開催しておらず行政文書を作成していない(2566-5)
② 見積もり契約額積算書の額が決定された経緯がわかるもの
 ⇒ 会議等を開催しておらず行政文書を作成していない(2566-6)
③ コロナ配食サービスで配食された具体的な配食内容がわかるもの
 ⇒ 令和4年3月以前)業務において作成する必要がなく無い(2566-7)
 令和4年4月以降分は提出した
④ (1年で10億円かかっている事業での)契約について、市長が
 決裁した文書と決済する際に確認した資料
 ⇒ 業務において作成する必要が無いのでない(2566-8)
⑤ 市長が配食内容について確認した資料
 ⇒ 業務において作成する必要が無いのでない(2566-9)

図2.4 行政文書不開示決定通知書
図2.5 行政文書不開示決定通知書

※ 全体の構成の予定
3.行政視点から見たコロナ配食事業
4.業者視点から見たコロナ配食事業
5.住民監査請求で指摘した事項、
 (損失金額算定 これはださないかも)
     請求した措置の内容

6.ひっ迫を理由に行われていた不自然な行為はすべてつながります
 (4.5で表現できなければ書きます。)
7.仕様書、契約書一部、支出状況、支出命令書一部
8.開示請求および住民監査請求で大変だったこと、ずるいなと思った事。
9.参考にした条例のリンク、参考図書等

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