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ワンマン社長が謙虚になったとき社員一同が一致団結した話

こんにちは(^^♪たまです。いつも覗いてくださりありがとうございます。
思わぬ嬉しいハプニング。YouTube今日は二択だけになりましたが視聴回数が伸びております。ありがとうございます♬気分転換に覗いてくださるとうれしいです。

今日は私が20代の時に体験した出来事です。

私は20代前半学校給食関連のお仕事で営業事務をしていました。周りは、私よりかなり上の年齢の方ばかりでした。同年代は、配達に一人いただけ。
そんな中みなさんが良くしてくれてすごく居心地の良い職場でした。
ここでずっと勤めて行けるかな。なんて思っていた3年目に入ったとき、
社長が仕事中に自分の席でいびきをかき始めました。

家族経営をしているところで、従業員数は30名弱。
息子さんは営業で奥様は経理。息子さんの奥様もたまに経理のお仕事を手伝っていました。ワンマン社長で何をするにも社長を通す、決定権はすべて社長。そして人の意見は全く聞かない方でした。

いきなりいびきをかき始めた社長。隣にいた部長もはじめは、笑っていました。みんなも気づき笑いかけたときみんな一斉に顔色が青ざめました。
いびきは呼吸をするというよりずっとがーといってる感じ。

おかしいぞ!!との部長の言葉にみんなざわざわ。騒然となりました。急いで経理の別室にいる専務を呼びにいき、男性陣は社長を応接室に運びました。私たちは救急車を呼び、下に二人で救急車を出迎える準備。

途中呼吸が止まり心臓マッサージが始まりました。
救急車が到着して一命はとりとめ病院に運ばれました。

みんなは、安堵すのと同時にこれからの不安に陥っていました。
会社を動かせる人がいないのです。
息子さんもすべて社長の指示でやっていたので動けません。
いつもの仕事はできても決断することが出来ないのです。

それから3週間後。社長が会社に来ました。
一命はとりとめたものの、脳の損傷があり自分で計算したり言葉もあやふやになったりという状況、足もマヒがあり普通には歩けません。
皆ショックを隠せませんでした。

社長からみんなを守らなきゃと思うがあまり、自分の事しか信じずやってきてしまった。みんなの力を借りていればこんなことにはならなかったと思う。本当に申し訳ない。会社をたたむことにした。

みんなは、そんな社長の姿をみて涙が止まらなくなった。
それからは社長も言葉もままならないけど、みんなできれいに片づけて幕引きをできるようにしようと、一致団結した。

皆それぞれのことに従事しつつ、商品が綺麗になくなるように手筈も整え、もちろん社長も輪に入れ計画をたてていった。笑顔が絶えなくなった。
時折社長の涙を見た。嬉しい涙と、後悔の涙のような気がした。
それから4か月後、無事に黒字倒産という形で幕を下ろした。

みんなもこれからの仕事を探さなきゃいけなかっただろうし、心の中は複雑な葛藤もしていただろうなと思うけど、最後までそういう話はでなかった。
最後飲もうとなってその時にこれからの話をしていた。

私は以前記事にしていたが、その社長が倒れる少し前に、仮病で卵巣腫瘍が見つかり、会社が倒産した後入院することになる。
その時保険証の事とかで社長が大変な中来てくれたのは今でも忘れない。

謙虚さ、人の力を借りる、人を信じるということの大切さをいつまでも思い出させてくれる思い出です。

最後まで読んでくださりありがとうございます。
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