小さな優しがつなぐもの
こんばんは~たまです♪覗いてくださりありがとうございます。
気温が一気に下がり寒さを感じる一日でした。そんな一日だったので温かくなりたいなあと思っていたところふと長男と次男が小学校の頃出会った年配の女性を思い出したので、その話をさせていただこうと思います。
息子たちが小学生の頃、よく二人もしくは長男の友達と一緒に次男も公園で遊ぶことがありました。ある日、公園で、年配の女性が一人でベンチに腰かけていたそうで、何かを見つめて寂しそうにしていたので気になったようです。最初にその女性に気づいたのは長男でした。そのあと次男が話を聞き二人で様子を見ていると年配の女性は、写真を見つめていたそうです。二人とも気にはなったけど声をかけられずにそのまま友達と遊んで帰ってきました。
そして、数日たってから遊びにまたその公園に行くとまた年配の女性がいたそうで、今度は勇気を出してその女性に「こんにちは!」と声をかけたそうです。女性は驚いた様子で顔を上げ、優しく「こんにちは」と返してくれたそうです。二人とも声をかけられたのがうれしかったのか優しく対応してくれたのがうれしかったのかわかりませんがその女性と一緒にベンチに座りたくさん話したと言っていたのを笑顔で話してくれたのを覚えています。
何回か公園で話をしたとき女性は写真を見せてくれたそうです。 それは、仲のよさそうな男女の写真。息子たちはすぐその人と恋人だと思ったそうです(笑)きっとワクワクしたのかもしれません。でもそのあと話を聞いたときに息子たちは泣いたそうです。その写真はその女性の旦那さんで亡くなってしまったことを聞いたそうです。
びっくりしたのは、そのあと息子たちが二人そろって
「僕たちがいるから大丈夫だよ。またここで会おうよ」と言ったそうです。
ちょうどその頃息子たちは祖父母を火事でいっぺんに亡くしていました。
その年配の人が祖母に見えたのかそれとも大切な人を亡くした寂しさを共感したからなのかはわかりません。
ただ時に、人と人の間に生まれる絆は、ほんの小さな行動や言葉から生まれます。特別なことをしなくても、誰かの存在を感じて寄り添うだけで、相手の心に温かい灯がともることが、何も考えない日常の中でこそ見つけられる、それが人生の豊かさなのかもしれない。息子たちもこの出来事で救われたのかもしれません。そんな風に思える思い出です。
最後まで読んでくださりありがとうございました。