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輝きが足りない(2個中の1個目)

橙「あーもうやってらんないよ!!」

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緑・黄・ピンク「どうしたんだよ?これからっていう時に。」

橙「無いんだよ、才能が!輝ける才能が!何も無いんだよ俺には。」

緑「そんな事ないよ。お前にだって…」

橙「周り見てみ?輝いてる奴いるだろ!才能あって、人と違うこと出来て、注目浴びて。ついでにお金もガッポガッ…」

黄「グダグダ言ってんじゃねえよ!!」

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黄「才能で輝く??才能だけが輝くもんじゃねえんだよ!!それをお前に見せてやるよ!!」

橙「??」

黄「ウラァーーー!!」

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黄「どうじゃ!!」

橙「……電池じゃん」

黄「そうだよ、電池だよ。電池で輝いてんだよ。電池で輝いて何が悪い!」

橙「悪かないけど…」

「お前にとって才能は特別なもので、電池は他愛もなくて、その辺にあるありふれたものかもしれない。でも輝くんだよ。お前にもあるだろう、電池みたいな他愛もなくて、ありふれたお前が!!」

橙「…ある。と思うけど。」

黄「思うじゃないんだよ!あるんだよ、そんな電池が。お前にも。」

橙「とりあえず、めっちゃ電池言うな。」

「才能が輝いてるんじゃないんだよ。輝いてるところが才能だっただけなんだよ。才能は輝いた先だ、そしてお前は輝く事は出来るんだよ。輝けるとこ輝かさないで何が才能だ!!」

橙「ついでに輝くもめっちゃ言うな。まあ、電池と輝く以外はよく分からなかったけど、何かやる気出てきたわ。」

黄「そうか、心してかかれよ。」

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