
隣の芝生は見るから青い(4個中の1個目)
ピンク「おーい、みんなー!」
橙「どしたー?」
ピンク「隣の芝生は青いっていうじゃん。隣の花は赤いとか。」
黄「言わないねぇ。」
緑「言ったことは無いな。」
ピンク「はいはい、分かったよ。意味だ意味。」
橙「あるねぇ。で、それがどうかしたの?」
ピンク「あれってほんとなんだなぁ。と思って。葉っぱ育ててると何かね…他の人のは順調って感じでうらやましい。」
緑「それは、ただの実力の問題じゃない??」
ピンク「いやまぁ、それはそうなんだけど。」
橙「まぁ、どうしても仕方ないとこはあるよね。自分のとこは毎日の事だから慣れちゃう部分あるし。」
緑「慣れちゃうってのはあるね。で、別のとこのはたまにしか見ないから変化が大きかったりして。特にそれが自分の理想の形であれば、余計に気付いてしまったり。」
黄「気付かなかったらいいだけだね。気付かなきゃ幸せだ。」
ピンク「そんなもんかな?」
橙「だね。理想の形は見るより、手に入れるより、追い続けるのがいいと思うよ。」
ピンク「そう思っとくわ。」
橙「で、少し話は変わるけど、実は我が本体も俺たちに慣れて飽きつつあるという情報があるんだよ。」
黄「ほんとに?」
橙「まだ分かんないけど、何かね、別の人形の写真をバシャバシャ撮ってたらしい。」
緑「それはやばいな。」
橙「ちょっと探りに行こうと思っててね。」
ピンク「気を付けてよ。」
橙「任せろ。」