
雑草魂(2個中の1個目)
緑「雑草魂ってさ、よく考えると比較的失礼だと思わない?」
橙「所謂エリートの道を進んでない人間がエリートに負けないところまで上り詰めたり、高いレベルで勝負したりとかのあれだろ?本人が言ってるなら良いんじゃない?他人が囃し立てるように演出するのはどうかと思うけど。」
ピンク「だねー。勝手に決めんな!みたいに思うかもね。」
緑「いやいや、そっちじゃないよ。人じゃなくて雑草に。」
橙「雑草に?!」
緑「もっと言えば、雑草に対する認識に。」
ピンク「雑草に対する認識って何??」
緑「んー何か、アスファルトの隙間…とか、日陰で環境が悪い所でも…とか言われたりするけど、多分、雑草何とも思ってない。」
橙「まあ植物だし。」
緑「そういう事じゃなくて、育つ事を頑張ってるとか、育つ場所がそこしかないとかは人間が勝手にイメージ作って、感動を演出するために利用されちゃてるんだよ??自分がそれされたら腹立たない??」
ピンク「自分がされたら腹立つかもね。」
緑「そもそも、雑草は生命力とか繁殖力が異常に高いから隙間や日陰とか何の障害にもなってないんだよ。同じところにあったら、ほかの植物が勝てなくて、簡単に自分たちの場に出来る力を持ってるから雑草って呼ばれるんだよ。」
橙「そ…そうだな。確かに…」
黄「どうしたー??緑、故障してんの??」
緑「壊れてねぇわ!」
橙「壊れてないと思うけど…雑草愛がものすごい…」