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"ロリータ系YouTuber"として知られる私がバーレスクダンサーデビューを決めた理由~③バーレスクとは、バーレスクとの出会い~

①、②はこちらをご覧ください。

これまでの記事では私の自己紹介や、私の愛するスタイルについて紹介してきました。ここからは、私にとってのバーレスクやバーレスクとの出会いについて書いていきます。やっと本題、すいませんね……。

バーレスクデビュー前のただの女が、バーレスクについて色々書いていきます。リサーチしながら書いておりますが、実際の事実と異なることがありましたら申し訳ございません。ご指摘いただければ幸いです。

バーレスクとは

バーレスクとは、有名な作品のテーマを誇張したり、こっけいに描いたりする音楽、文学、演劇のことです。
現在では、セクシーな衣装や仕草で魅了したり、焦らしながら衣装を脱いでいく工程を魅せていくパフォーマンスとして知られています。この焦らしは、「ティーズ」と呼ばれています。

バーレスクの代表的なスター ディタ・フォン・ティース
出典:https://www.usatoday.com/story/travel/2023/10/29/dita-von-teese-burlesque-community-las-vegas/70981954007/

特に決まった振付や動きのルールはありませんが、代表的な動きとしては腰を突き上げる動き(バンプ)、身体を小刻みに震わせる動き(シミ―シェイク)などがあります。

また、パフォーマンスの内容も人それぞれ。歌いながら衣装を脱いでいく人もいれば、お芝居要素を絡めたり、コメディ要素を入れたり、マジックショーと掛け合わせたり……。バーレスクと一口に言ってもダンサーによってそのスタイルは十人十色と言えます

私個人としては、バーレスクを「音楽、演劇、芝居、ダンス、衣装などの要素を用いて女性らしさを表現する何でもありの一人総合芸術」と解釈しています。

バーレスクとの出会い

私とバーレスクとの出会いは、クリスティーナ・アギレラ主演の映画『バーレスク(2009)』です。アギレラ演じる主人公アリが片田舎を離れ、歌手になる夢を叶えるためロサンゼルスにやってくる……というストーリー。

映画『バーレスク』(2009)
出典:https://eiga.com/movie/55277/

この映画の中ではティーズがないため、「これはバーレスクではなくバーレスクのような何かだ」という批評もありますが、個人的にはアギレラとシェールのパワフルな歌声やきらびやかな衣装、キャバレーショーの世界観などを楽しめるので好きな映画です。

この映画を見て、アギレラの表現するバーレスク(正しくはキャバレーショー)にどっぷりハマりました。パワフルな歌声、ヘルシーで成熟したセクシーさ、周囲を魅了する精神的強さ。私もそんな女性になりたい……と思いました

その後、とあるイベントで実際のバーレスクショーを観る機会がありました。その時も非常に衝撃を受けましたが、まだ自分がバーレスクをやるとは微塵にも思わず、ただの憧れとして観ているだけでした。

表現活動への回帰

その後、私はグループYouTuber "WonderTeaParty"のメンバーとして活動を開始することになります。

実は私は昔から人前に出ること自体は好きでした。過去にはダンススクールに通ってダンスを習ったり、中学や高校では応援団に所属して踊ったり……。

ですが、育った環境の影響などもあり、人の機嫌や顔色を過度に伺ったり、誰かの期待に応えないと自分には価値がないと思い込んだりと、自罰的な性格になってしまいました

その影響は大人になっても暫く残っていましたが、YouTubeの活動を始めることで人前に出る自信も少しずつ取り戻せました。また、生き方やファッションについても「こうあるべき」という固定観念から自由になれたような感覚になりました

ロココネキはロリータなのかロリータじゃないのか。自分でもよくわかっていませんが、そんなことは置いておいて、WonderTeaPartyのメンバーとして、他のメンバーからも視聴者の皆様からも受け入れてもらえていることがとても励みになりました。

こうして自分を受け入れることで、もっと自分の内側にある何かを表現してみたい、という欲求がどんどん出てくるようになります。具体的には、いつかショーガールとしてパフォーマンスしてみたいな、と思うようになりました。

そして、2024年の夏頃に自宅でショーガール風のポートレート撮影を行いました。

Photos by @deadfish_eyes

自分の理想とするキュートだけどセクシーでパワフルな女性像に近づいた気がして、すごく楽しかったのを覚えています。

そして、この熱量のまま「ショーガール体験」というサービスに参加します。

次の記事では、ショーガール体験への参加、そしてバーレスクデビューを決めた理由を紹介します。

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