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フェスで無双する髙塚大夢が見たくてサマソニに行った話


人生で初めてフェスに行ってきた。
元々音楽、バンドが好きなので行ってみたいという気持ちはあった。しかし、体力と人混みというネガティブ要素とフェスに対する気持ちを天秤にかけた時、毎回ネガティブ要素が勝ってしまって結局一度も行ったことはなかった。

今回サマソニにINIが出演すると知ってから、チケットを購入するまで早かった。天秤にかける間もなく、フェスでのINIが見たい!!フェスで無双してる髙塚大夢が見たい!!チケット代?そんなの気にしない!もういい大人なんだから多少のことはお金で解決できる!フェスに行くのが最初で最後かもしれないから課金しよう!!よしプラチナチケットだ!!
とフェスチケット購入最速RTAを叩き出していた。

更に年々酷くなる猛暑を懸念し、体力作りのためにジムにも通い、熱中症対策グッズも大量に買い込んだ。合計したらかなりの重課金。私のプラチナチケットは箔がつき、スーパープラチナチケットとなった。


サマソニ大阪当日。
INIのステージは12時10分からだったがその一つ前のステージから見ることになり、10時に会場最寄り駅に着いた。もうすでに人で溢れかえっていた。リストバンドを交換するために炎天下の中、牛歩で進む。交換所の駐車場に入るまでのほんの少しの距離を体感10分ぐらい歩いた。リストバンドを交換するだけでこんなに体力を使うとは…もうすでに汗だくだった。早速フェスの洗礼を浴びた。
駐車場の中にも何重にも折り重なった列があり、この駐車場を出るのにあと何分ぐらいかかるのだろうかと不安になっていた時、
「プラチナチケットをお持ちの方はこちらへお進みくださーい!!」と神からのお言葉が聞こえた。
これがプラチナの力だと言わんばかりの強い足取りで私たちは牛歩の列から離脱し、ショートカットコースへと進んだ。さっきの神からのお言葉を聞いてから3分後にはもうリストバンドを手に入れていた。さすがプラチナ。ありがとうプラチナ。
“特権”という対応を受けてから私の足取りは軽くなった。とても分かりやすい。


INIが出るステージに着いた。ちょうどINIの1つ前のアーティストのパフォーマンスが始まる頃だった。
私たちは、出来るだけ近くで見る!というよりも、快適な場所で見て生きて帰れるように楽しむことを軸に行動していたので、まずはプラチナエリアには入らずに、後方の木陰の近くで見ることにした。ステージから距離はあったが、肉眼でメンバーは見えるし、何よりモニターが大きいので楽しめた。少し気になるアーティストやバンドはこの距離からでも全然楽しめると思った。

INIの出番前になったので、プラチナエリアへと向かう。通路で待機していると、体調不良者が車椅子で続々と運ばれていった。怖かった。(みんな気を付けようね)
プラチナエリア内では、後方の少しゆとりがあり体が動かせる場所を選んだ。少し混んでる車内ぐらいの感覚だった。それでもステージはしっかり見え、またモニターも見やすい良い位置だった。
バンドセットが用意されて、音響チェックが始まると周りがザワザワし始めた。そうかINI、バンド演奏でパフォーマンスするの初めてなのか!フェンファンが言ってたびっくりすることってこれか!と思い、一気にテンションが上がった。

そうこうしているうちにINIが登場した。11人揃って見るのは2月の京セラぶりだった。
最初からパワーがすごかった。お客さんの歓声がすごかった!単独ライブとはまた違った盛り上がり方だった。暑さのせいなのか、野外だからなのか、何かが吹っ切れたように最初から最後までINIもファンも全員がずっとハイテンションで楽しんでいたように感じた。
単独ライブではなるべく全員を見るように心がけているが、こういう外部のイベントなどに出演している時はどうしても推しばかりを見てしまう。今回も大夢ばかりを目で追っていた。
衣装は今から全員でサバゲーでもできそうなミリタリーっぽさを感じるもので、大夢のかっこよさをより引き立たせていた。

今回はメドレーということもあり、たくさんの曲を披露してくれた。

↓サマソニ2024 大阪セトリ
1. Walkie Talkie
2. Rocketeer
3. Dirty Shoes Swag
4. Let's Escape
5. We Are
6. FANFARE
7. HERO
8. LOUD


Walkie TalkieとLOUDは初めて生パフォーマンスを見れた。サマソニで披露するだろうなと思っていたけど、イントロを聞くとようやく生パフォーマンスが見れる…!となんだか泣きそうになった。
LOUDはもう何回も耳にこびりつくほど聞いたのに、パフォーマンスをみて初めて聞いたかのような新鮮な気持ちになった。さらにこの曲が好きになった。

なんと言っても、We Are→ FANFAREの大夢のギター。もうこの瞬間に全ての記憶、全ての感覚を無くしたかのような衝撃が走った。
We Areの途中で、あれ?大夢がいない…どこ??と見失っていたところに、ギターを弾きながらステージ中央まで歩いてくる大夢。びっくりどころではなかった。私はラポスタでギターを弾いてる大夢を見て好きになったのだ。もう一度見たい!と強く思っていた。ていうか何回でも見たい、ギターを弾いてる姿なんて。知ってるか?私は好きな男が弾くギターの音色がこの上なく好きということを。
ファンコンでもしかしたらバンドやってくれるかも…と密かに期待し、友達に会うたびに、ファンコンでバンド!ファンコンでバンド!と唱え続けていたら、まさかサマソニでギターを演奏してくれるとは。
野外でたくさんのお客さんの前で、素敵な歌声とギターを響かせた時、大夢は何を感じたのだろうか?大夢の目にどういう風に映ったのだろうか?私の目にはキラキラ輝いて見えたし、野外フェスで聴く大夢の歌声はいつもに増して力強く感じた。大夢はフェスで無双すると言われている理由が分かった。
重課金の末のスーパープラチナチケットだったけど、本当に行って良かった。とても楽しかった。大夢にとっても、INIにとってもいい思い出になっていればいいなと思う。


サマソニから1週間経って詳細な記憶は無くなってしまい、自分がどういう風に感じたか思ったのかしか覚えていなくて残念。頑張って思い出した記憶でnoteを書いてみたけど、もっと書きたいことあったよなぁ。
来年も機会があればフェスのINIを見に行きたいし、INI目当てじゃなくてもフェスに行きたいと思った。多分サマソニにINIが出なければ、私は一生フェスには行かなかっただろうし、フェスの楽しさを感じることはなかっただろう。そういう意味でもサマソニにINIが出てくれたことに感謝している。本当に楽しい思い出になった!

まだまだ酷暑が続くので、たくさん買い込んだ熱中症対策グッズを消費しながら、次INIに会える日を楽しみにしている。

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