最古の手紙は幼稚園
最近、4月の引っ越しに向けて色々と荷物を詰めたり整理したり、物を買ったりして過ごしている。
そういえば…と、机の上にずっと置いていた大きめのクッキー缶を開ける。中身は、手紙。
小学生の時にした手紙交換も、幼稚園の時の折り紙に包まれた手紙も、中学生の時の授業中に書いたくだらない手紙も、高校生の時に恋愛や部活に悩んだ時の手紙も、お誕生日の手紙も、バイト先卒業した時の手紙も、全部取っておいてあった。
全ての手紙を読んで、少し量を減らすことにした。もう名前だけ言われても誰だっけとかなるような友達からの手紙もあったし、もう二度と関わりたく無い人間からの手紙も全部取っておいてあったし、ムカつくことが書いてある手紙も沢山あったけど、それよりも大切で嬉しいことが書いてある手紙の方が多かった。
私の良いところって、実は昔から変わらずなのかも、と少し思ったのは、今付き合っている恋人に言われる私の良いところと、手紙に書いてあることがたくさん重なったからだ。
元々文章を書くことが好きだとは思っていたが、文章を読むことも大好きで、言葉が好きだなと思った。
気がつくと私は、笑ったり泣いたりしていた。
自分の良いところを大切にしよう。
自分という人間のことを少し思い出して、嬉しくなったから、やっぱり手紙って素敵だ。
じいじが私に7歳の誕生日の時にくれた手紙も取っておいてあった。
大好きだよ
その一言で涙が出てきた。
自分のことを無条件に愛してくれる人の存在は、こんなにも尊い。
また文章を打っていたら泣けてきてしまう。
一昨日は恋人と喧嘩しちゃって、大泣きしたけど、今日の涙は嬉しい涙だった。
そんな風に日々を過ごして行けたらそれで良いし、きっとそんな風な毎日で生きていくんだ。
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