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コロナ禍が恋しい。

2024年12月。そろそろ2024年も終わろうとしている。
コロナ禍と言われた時代は今は昔。
全てが正常に戻り、マスクをつけている人を探す方が難しい。

不謹慎だと言われても今、あの時代が猛烈に恋しい。

出歩きたくないから服や化粧品にお金を使いたくない。
人と接することが苦手で、誰かと会うたHPが減る。飲み会は拷問。休日は誰とも話さず、1人で過ごしたいーー。このような感覚は内向的な人間なら分かってもらえるだろう。
あの時期は、内向的な人間にとって天国だった。
人に会うこと自体が悪とされていた。飲み会は当然ないし、ミーティングなどは全部オンラインに切り替わった。
仕事もなかったが、それは私に限らなかったから、気にならなかった。
1人でいることがあれほど肯定された時期もない。
外を散歩で出歩けば人混みも車も少なく、空気も澄んでいた。
桜を1人で心静かに眺めたのは良い思い出だ。

しかし今完全にコロナ禍は夢の跡。2024年の年末は忘年会の嵐だ。
忘年会の誘いがひっきりなしに来る。

私のような1人好き人間にとって、飲み会は地獄である。


『飲み放題で21:00-24:00まで6500円。みんなで集まって、今年の悩みを忘れましょう』
なぜ私を誘うんだ。お陰で悩みが一つ増えたわ。
フリーランスだからこそ体調不調という理由は使えない。絶妙な時間帯のせいで仕事があると断ることもできない。
そもそも何でスタートが21:00なんだ。早く寝たい。
しかも6500円って、高すぎる。そもそも私はアルコールアレルギーだから、酒は一滴も飲めない。
ミーティングなどの目的がある場はまだ問題ない。しかし飲み会に目的はなく、延々と辛い時間を強いられるーー。

ため息が止まらない。
こういう場は営業のチャンスだから行けと色々な人に言われるのだが、こう言う場で仕事をゲットでき試しがない。
飲み会の場での私の顔が引き攣っていて、仕事を頼む気にならないというのも一つの理由だと思うが・・・

パーティーが得意な外交型人間がこういう場で将来のチャンスを広げていくのだろう。

コロナ禍が恋しい。
あの静かだった世界に戻りたい。

外交型人間の人、どうかこういう人間がいることを覚えていてください。



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