外付けタッチパッドで原神を遊んでみる

以前トラックボールについて書いた以下の記事で支持球を交換してほぼ問題なく快適に使えているとお伝えした。

あれからも何も問題なく使っているのだが、ある日Webサイトを見ていると気になる商品を見つけてしまった。それがこちら↓

USB高精度タッチパッド [TTP-US02/BK] | 株式会社ミヨシ

早い話がノートPCについているタッチパッドが大きくなった外付けバージョン。これ、もしかしてトラックボールより快適なんじゃ？と思ってさっそく注文してみた。

実は前にペンタブレット（ワコムの製品）でゲーム操作ができないものかと試したことがあった。その時は全然操作できなくてすぐ諦めたが、タッチパッドなら指で直感的な操作ができるのでいけるんじゃないかと。で、このタッチパッドを使って毎度おなじみ原神で遊んでみた。
なお、このタッチパッドには上部に左ドラッグボタンエリアがあり、そこを押すと左ボタンを押したままの状態になる機能がある。だが、ゲーム中にここを操作するのは難しいと考え使用しないものとする。

結果 → 遊べなくはないがオススメしない

視点移動は問題なくスムーズ。トラックボール以上にスムーズ。弓のエイムはとてもやりやすい。

じゃあ何がダメか…
・重撃が打ちにくい
・弓の通常攻撃が長押し判定
・速い連続タップをすると重撃判定される
・カスタムショートカットが機能しない
順に軽く解説する。

＜重撃が打ちにくい＞
マウスだと左クリック長押しで発動だが、このタッチパッドの左長押しはタップ2回だ。そして、左クリックはタップ1回だ。これだと通常攻撃を1回発動してから重撃発動という流れになってしまう。重撃を出すたびに必ず通常攻撃を1回挟むことになる。

＜弓の通常攻撃が長押し判定＞
これはどういう理屈なのかわからないが、弓キャラで左クリック＝タップ1回すると一瞬長押し判定されるのだ。なので一瞬ズームが入り発射という形になり、簡単に言うと酔う。

＜速い連続タップをすると重撃判定される＞
これは”重撃が打ちにくい”に関係する。通常攻撃を連打することがあるだろう。そんなときにタップ2回が重撃ならば、連続した速いタップはすべてタップ2回、すなわち重撃扱いになってしまう。

＜カスタムショートカットが機能しない＞
普段トラックボールの機能ボタンにはキャラチェンジなどを割り当てて操作しやすくしている。このタッチパッドにもWindowsの機能でカスタムショートカットが割り振れる。
しかし、原神内ではそれが無効となり機能しない。これは管理者権限でアプリケーションが動かないと原神で機能しないからだろう。普段使っているエレコムマウスアシスタントという機能割当ソフトも管理者権限で動かさないと機能しないからだ。

このようにかなり不便ではあるものの、全く遊べないという致命的なものではない。だが、重撃関連はキャラによっては致命的とも言えるので結論としてこのタッチパッドで遊ぶことはおすすめしない。

あと、意外と手が疲れる。ポインタ操作をしない場合はタッチパッド表面から手を浮かすかタッチパッド外へと移動しないといけない。これが結構な負担になる。マウスやトラックボールのようにボタンに触らなければよいというわけにはいかない。

さて、見事に失敗に終わったわけだがこのタッチパッドどうしよう…。このままそっとしまっておくのもアリだけどなんだかもったいない。そうだ、左手デバイスとしてうまく使えないだろうか。動画編集のショートカットキーとして使ったりできそう。ゲーム以外の操作では何も問題ないのだからそういう用途に使おう。というか、元々ゲーム用ではないのだから当たり前なのだけども…。