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安めの真空管アンプ(FX-AUDIO TUBE-02J)を買った

普段PCの音はヘッドホンで聞くことが多い。スピーカーも小さいものを接続しているが周りが騒々しいせいであまり使うことがない。で、DACとアンプを分けていてDACにはPC・Switchとほとんど使わなくなったPS4をつないでいる。そこからヘッドホンアンプに中継し、その後切替器を通してヘッドホンとスピーカーに分けるというなんとも複雑な環境をしている。

今回はこのうちのヘッドホンアンプについてのお話。

今まではTOPPINGという会社のアンプを使っていたのだが、電源スイッチを切っても電源が切れなくなってしまったのだ。それ以外は問題なく音も出るが、電源系が壊れているというのは怖いし危ないので買い換えることに。

あまり予算もないのでできるだけ安いものをと探した結果、FX-AUDIOのTUBE-02Jという機種を見つけた。Amazonで7870円だった。そしてこれ、真空管を使ったアンプなのだ。

真空管なんて始めて見るし面白そうだと思って買ってみた。前のアンプは音の質を左右するオペアンプという部品を交換できる機種で、それを交換して音の変化を楽しむことができた。

今回のTUBE-02Jも真空管を交換することで音が変化するそうだ。公式でも標準付属の真空管ではなく交換品の方が力を発揮すると言っている。ならばと、ついでに推奨の交換品の上位互換にあたる真空管も一緒に注文した。

それぞれ届いて真空管をセットして早速試聴する。その感想は…うーん、音の感想は伝えにくい。今までのは録音された音が鳴っている感じ、TUBE-02Jは実際に音が鳴っている感じ、とでも言っておこうか。

いいか悪いかで言えば間違いなく良くなった。真空管も確かに標準のものよりは交換品の方が明らかに音がいい。

普通のアンプよりは悪く言えば音がぼやけた感じなのだが、それでいてちゃんと音の聞き分けがつくのだ。低音も高音もよく聞こえる。優しい感じと言えば伝わるだろうか。

レビューサイトを見ればもっと詳しく解説してくれているが、正直よく分からないと思う。音に関しては個人の好みもあるだろうし、結局は自分で聞いてみないと善し悪しなんて分からないだろう。なので、今回のTUBE-02Jを誰にでもお勧めできる品とは言わないでおく。ただ、値段以上の価値はあるなと判断したので価格的にはきっと満足できるだろう。

もっと高級な機種ならハッキリと違いが分かるのかもしれない。ヘッドホンももっといいのにしたら分かるのか。真空管をまた違うのに変えたら変わるのだろうか。……これがオーディオ沼にはまるというやつか。危ない危ない。

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