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【企画部】「やってみる」ということ

こんにちは!
ハムステッド企画部のスタッフです。
今回は、ハムステッドで学んだことの1つについて書いていきたいと思います。
それは「やってみる」ことの大切さです。

 ハムステッドでは、「PiCRO」と「Kinsei」という2つの自社サービスを運営していますが、元々のハムステッドは受託事業しかやっておりませんでした。なぜ自社サービスを始めたのかというと、「自分たちでサービスを売っていく」という経験がほしかったからです。
受託事業はWEBサイトやアプリなどを通してお客様に貢献するものです。しかし、WEBサイトやアプリを作ることは目的ではなく、手段です。本来の目的はお客様の利益、つまり「お客様の会社やサービスの売上を上げていく」というところにあります。
受託では「こうした方がアクセスが増えますよ=売上が増えますよ」というような提案をするときがあるのですが、世の中の制作会社の大半はサービスを運営した経験がありません。どうしても制作会社としての立ち位置からの提案になってしまいます。この状況はお客様に対して提案する立場として本当に良いのだろうか、そのような想いをきっかけとして、ハムステッドで自社サービスを立ち上げることとなりました。自分たちでサービスを広めたり売上を上げる経験を積み、その経験則を元にお客様に提案ができる、つまり従来の制作会社に比べて当事者意識を持ってお客様と向き合えるようになろうというところから、ハムステッドの自社サービス事業は始まりました。この自社サービスを運営している経験は、間違いなく弊社の業績が成長し続けている一因になっていると思います。

この「やってみる」ということをハムステッドから学んだ私は日常生活においても「やってみる」ことを重要視しています。一つ例を挙げると、少しハムステッドの「やってみる」とは根底がずれているかもしれませんが、自分がやったことがなかったり体験したことがないものについては否定しないように気をつけています。要は「食わず嫌いはしない」ということですね。

「読んだことがない漫画を評判だけで批判しない」とか「美味しくなさそうな食べ物でもとりあえず食べてみる」とか、そのようなシンプルなこともたくさんあります。

そんな「やってみる」ことを大事にしている私ですが、ここ最近個人的に挑戦していることがあります。それが「NFT」です。最近注目されている技術なので、皆さんも耳にしたことはあるのではないでしょうか?
NFTがどのようなものかということを説明するとこの記事だけではキリがないので、NFTについてわかりやすく説明している記事のURLを貼っておきます。

 色々な定義があるのですが、私の記事の中では「NFT=仮想通貨を使ってブロックチェーン上で取引される唯一無二のデータ」と思っていただけたらと思います。
NFTの話題が活発になっているのは何もアートの世界に限らず、ここ最近お客様より「NFTについて説明してほしい」とか「NFTを活用したサービスの提案がほしい」とご要望をいただくことも増えてきています。そのような中で自分なりにNFTについて調査したり企画をまとめたりするのですが、「NFTに触れたことのない自分がネットで調べた知識だけで知った気になるのは良くないのではないか」と思うようになりました。そこで現在、自分でNFT作品を作って販売してみようということにチャレンジしています。

NFTを販売するまでに必要なことは、ざっくりこんな感じです。

①NFTの知識・・・当然必要だが、日本語の情報はまだ少ないので英語を読む根気が必要
②仮想通貨の知識・・・NFTの取引に必要なので、①と合わせて勉強が必須
③仮想通貨の用意・・・海外サイトを複数使用するので結構大変…
④アートの作成・・・絵を描くのは苦手・・・
⑤SNSアカウントの作成・・・作品を買ってもらうために宣伝が必要
⑥NFTプラットフォームの操作・・・実際にアートを販売するために海外サイトを利用
だいぶ省略して記載しましたが、だいたいこのような感じの準備が必要でした。
今回はこのうち④についてもう少し説明します。

 まずそもそも論として、自分は絵を描くは得意ではありません。もちろんペイントのようなツールを使うことはできますが、人が見てくれる、買ってくれる絵を描けるかというのは全くの別物です。ただ、そもそもここをクリアしないと販売できないので、今の自分でもそれなりに見える絵を描く方法を模索しました。その結果がこちらです。

フリーソフトを使ってドット絵を書きました。ドット絵を選んだのにも、自分なりの戦略があります。
・点を打っていけば描ける=手書きみたいに線が歪まない
・NFTアートの中でドット絵は1つのジャンルとして成立している
・ツール上で色を差し替えれば、カラーバリエーションをすぐに増やせる
 
という、当たっているかどうかは別として、自分なりの仮説に基づいて作成しました。ちなみに現在44頭のパンダのデータを用意しています。ちなみにパンダにしたのは、自分が好きだというのもありますが、日本語でもパンダ、英語でもPandaなので比較的検索されやすいのではないかという目論見がありました。
なお、設定した販売価格ですが、仮想通貨のレート変動にもよりますが、大体500円です。
 
さてその結果どうなったかというと・・・、現時点で1頭も売れておりません!!
いや、この記事を書いているのはまだ販売してから2日目ですからね!そんな簡単に売れるものではないことはわかっていました。
とはいえこのまま放置していても売れるわけではないので、現在売れていない理由を想像して、それに合わせて下記の戦略を立てました。

・かわいいパンダがいない→毎日コツコツとカラーバリエーションを追加中
・ドット絵に500円の価値がない可能性→次の作品としてボクセルアートを練習中
・周知不足→NFT用に作ったTwitterアカウントのフォロワーが現時点で100名ほどなので、とりあえずあと1週間で300名までは増やすように運用中

というようなことを進めております。
果たしてこの作戦が功を奏することができるのか、なんとしても1頭は売りたいと思います。
ただし、決してNFTアートでお金儲けすることが目的ではありません(お小遣い稼ぎ程度になったら嬉しいけど・・・)。「NFTを自分で売買した経験を得ること」が目的なので、色々と模索しているのです。もしかしたらここまででも「売買した経験」はできているのかもしれませんが、「売れた経験」もほしいので、なんとかして1頭は売ってみたいと思います。

 「やってみる」ことで得られる経験は、絶対に自分のためになるはずです。インターネットやSNSで豊富な情報を簡単に入手できる時代ですが、だからこそ自分自身でやってみた経験は非常に貴重で重要なものになるのではないでしょうか?
皆さんも学生生活を通して、そして就職活動を通してたくさんの経験を得ることができると思います。
その結果として、次の春を皆さんにとって素晴らしい形で迎えられることを願っています。
そしてせめて次の春までには、私のパンダも誰かにお迎えしてもらっていることを、切に願っています。