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「はもにかるた2024」から「はもにかるた2025」へ

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

ハーモニカのあるあるネタを「かるた」で綴ったWebコンテンツ「はもにかるた」企画が、このたび無事に3年目を迎えました。
2年目は、私自身が考えたネタ数が多かったものの、みなさまのおかげで、77点もの新作投稿数となりました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!!

元旦より、2025年度版を「はもにかるた専用X(旧Twitter)」にpostさせていただきました。
過去2年分の投稿作品は、各カルタ絵柄の下の返信欄に、スクショで添付させていただいておりますので、よろしければぜひご覧下さいませ。
これからもこの募集はのんびりと続けさせていただきますので、何かハーモニカのあるあるネタを思いつかれた方は、ぜひカルタ絵柄のpostの返信欄に、お気軽な書き込みをお願いいたします。

そして今回は、投稿いただきました中から、以下の2点を採用させていただく事になりました!!誠にありがとうございました!!

昨年のまでの「あ」のかるたネタは「哀愁漂う、その音色」でしたが、「マルモ」さんにご投稿いただきました「集める楽しさ、12のキー」を採用させていただきました。
かるたネタの中でも、特に自分で吹ける方からの12Keyを扱ったネタはいくつかあったのですが、細かく言うと「そうとは言い切れない」という問題がありました。
例えば、私のかるたネタで言いますと「え」で始まる「選ぶ楽しさ12Key」などは、ハーモニカは曲のKeyによりKeyを指定されてしまう側ですので、選べるとはいえません。むしろ、選べない事の悲哀を歌う方が、このかるたネタには向いていると言えます。
対して、このマルモさんのネタは、「買い集めて行く時」という、ビギナー心を忘れない初々しい視点が秀逸でした。

そしてもう1点は「ぬ」でのご投稿になります。

昨年までの「ぬ」のかるたネタは「ぬくもり残る吹いあと」でしたが、吹いている側ならではの感覚ではあるものの、吹く楽器全般とも言えます。例えばオカリナやカズーであっても同じと言われてしまえば、ハーモニカならではのあるあるネタで綴る「はもにかるた」ではありません。ただ、「ぬ」という始まりがあまりにも難しく、元案を考える際の、苦肉の判断ではありました。

そこへご投稿いただきました「けんし」さんのかるたネタ「濡れると飛び出す、木のコーム」はハーモニカならではであり、しかもマニアックで「へ〜、そうなの?知らなかった〜」という会話の広がりを感じさせてくれます。
「コーム」というのはハーモニカの中央部分を指し、木やプラスチック、金属など素材はさまざまなのですが、音色にかなりの影響を与える部位といえます。特に木製は湿気や乾燥による劣化が生じ、いつかはスカスカになり、音色を締まりのないものにさせてしまいます。そのため奏者によっては「ここぞ」という時にはあえてハーモニカ自体を水に浸し、木を膨張させ、一時的に隙間を塞ぎ、締まりの良い音を作り出したりもします。その後は当然、再び乾燥し、かえって劣化が進みますので、奥の手とも言える行為です。
なんにしても楽器自体を水の中に入れるなんて、ハーモニカ以外には考えられない事でしょう。このネタは実にハーモニカらしい、まさに「はもにかるた」に相応しい投稿でした。

という訳で、この2ネタを入れ替えさせていただきました。みなさんに投稿していただきましたネタも含め、ハーモニカならではのあるあるネタが誕生し次第、毎年ネタを入れ替えて行きたいと思います。

昨年は、嬉しい事にこの「はもにかるた」が「商品なら買いたい」というご連絡をいただきました。今後もさらに優れた投稿が集まり、文章を推敲するように内容を昇華させ、いつか本当に数量限定のレアなリアル・アイテムにするのも良いかもしれませんね。
そんな夢も抱きつつ、これからもハーモニカならではのあるあるネタで綴る「はもにかるた」企画の監修を、ゆる~く続けて行きたいと思いますので、ハーモニカを吹いている方も吹いていない方も、どうぞお気軽に投稿にご協力下さいませ!!
本年も、なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

企画・管理担当 広瀬哲哉 2025年1月1日