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白沢峠の廃ダッジと斉木峠近くのGMC廃トラック20220605

この土日に笠取小屋でテント泊してきた。
いろいろやりたいことがあったのだが、
そのうちのひとつが白沢峠へ行って廃ダッジを見てくることだった。

先々週の5月21日にも白沢峠へ行っていて、
前から見てみたかった廃ダッジを初めて見た。
荷台からはミヤマザクラの木が生えていて、
花はもう終わっているだろうと思っていたら、
なんとつぼみだった。
調べてみると、花期は5月下旬から6月初旬とのことで。
行く前から木はミヤマザクラだとは知っていたけれど、
桜と言うイメージだったので、
標高があるとは言えそんなに遅い時期に咲くとは思っていなかった。

その次の週、要するに先週、
私の日記でそうと知ったお方が見に行かれたのだが、
花は三分咲きとのことだった。
なんと、咲き切ってない!?
うーん、桜の花と廃ダッジ、見たいなぁ…。

と言うワケで今回行ってきたのだが、
結果から言うと完全に散っていた。
そりゃそうだわなぁ、つぼみからニ週間。
向かう道では蝉が鳴きまくって周りは緑一色で、
夏のようだった。

ミヤマザクラは完全に散っていた

しかし、白沢峠で周りを観察すると、
ミヤマザクラの木は他にも数本有り、
ほとんど散ってはいたもののまだ咲いている花がわずかにあった。
日陰に残っていたのだが、
廃ダッジは真夏のような日差しをモロに浴びていたからなぁ。

真夏みたい
弾痕と思われる、貫通しとる

そして、帰りの道でミヤマザクラの花を探しながら歩いていたら、
満開の木を何本も見つけた。
白沢峠より少し高いところだった…なるほど。
行きは廃ダッジの花を期待してばかりいたのでそれらに気付かなかったけれど、
それでもヤマツツジの鮮やかな色のお花はたまに目に入ってきた。
ミヤマザクラの花は地味なのよね。
シロザクラと言う別名の通り白いお花で小さめ、
葉っぱがいっぱいなところに比較的控えめに咲く感じ。
おしべがいっぱいボーボーと飛び出していて、
私はかわいらしくておもしろいと思うし好きだけど、
桜っぽい感じはあんまりしないかも。

満開のミヤマザクラ

土曜日は7時半ごろに作場平を出発して一番乗りで笠取小屋に着き、
テントを張るとすぐに廃トラックハイクに出かけた。
まずは斉木峠そばのGMC廃トラックを見たのだが、
こちらはお初でコレも今回やりたかったことのひとつだった。
見た瞬間に感じたのは、デカっ!と。
白沢峠の廃ダッジと比べてかなり大きかった。

デカい
迫力がある

タイヤを見ると、後ろの片側が4本、全部で10本。

片側の後輪

笠取小屋のご主人のお話では、10輪駆動だったとのこと。
こちらの廃トラックのそばにはウリハダカエデの木が生えている。
秋になると紅葉がきれいなんじゃないかなー。

ウリハダカエデの葉っぱ

廃トラックハイクから笠取小屋に戻ってきて小屋のご主人としばらくお話しして、
廃トラックのことを報告したり教えてもらったりした。
それから、まだ明るいので山頂へ行ってくることにした。
その途中、ミヤマザクラとは違う白い桜の花を見た。
調べても何の木かわからずホントに桜なのかもわからないんだけど、
ミヤマザクラと違って華やかだった。
廃ダッジの荷台から生えているのもこのぐらい見栄えがするなら良かったのに、と思ったけれど、
あの廃ダッジの姿を思い返してみて、
いや、やっぱりミヤマザクラのお花の方が合うと思い直した。
ご主人のお話では、あのトラックはエンジンが焼き付いて置いて行かれたそうで、
昭和30年代のことだそう。
60~70年ほどの年月が経っているレトロなトラックだから、
華やかなお花よりも控えめなミヤマザクラの方がいいなぁ、と。

戦後、払い下げられた米軍の車は、
改造されてバスやトラックとしていろんな用途で使われていたそうで、
今回見たのは材木を運ぶトラックだった。
小屋のご主人のお話では、
富士吉田にそう言った車を取り扱うお店があったそうだ。

笠取小屋テント泊も笠取山も楽しかった。
また行こう。
ウリハダカエデの紅葉とGMCの廃トラックも良さそうだし、
今度こそミヤマザクラの花と廃ダッジも見たいなー。

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