POGザ・ワールド2023 指名馬・指名理由

 グリーンチャンネルの番組『Go Racing!』内の企画「POGザ・ワールド」に応募したので、指名馬全頭と指名理由を書いておきます。

指名馬10頭

①イクイノックス

既に129は指名不可避。そもそもTwitterアイコンにするくらい大好き。
天皇賞(秋)やジャパンカップで見たい所。


出来ればドウデュースも指名したかったが、北海道放牧か~...。→夏は全休発表。


②ソールオリエンス

既に120+5。ダービーを取れたら大きいし、そうでなくても125。まあ指名すべきかなと。


個人的に主催しているPOGで指名された方がいるので、尚更勝ってほしい。


③デルマソトガケ

UAEダービーのパフォーマンスが別格級で、これケンタッキーダービー勝つやろ、の指名。


UAEダービーの勝ちタイムは、馬場などを考えても米3歳勢よりも格上。同じくUAEダービーを好タイムで勝ってケンタッキーダービーで大敗したMendelssohnと比較されるが、そちらはSloppy×、ペースが激速(5~6秒前傾、昨年でも4秒くらい)、スタート直後にえげつない妨害を受ける、と条件は最悪も最悪だった。その後はトラヴァーズ2着、BCクラシックも3歳勢最先着と、イメージよりも何だかんだ一線級で通用している。
デルマソトガケはマイルで1分44秒3の全日本2歳優駿をこなせるあたりSloppyが大丈夫そう(レース中の雨は分からない)だし、サウジダービーは助走距離無しの計測で前半45秒8から0.6秒遅れで追走のち最後粘る、先手を取れなくても大丈夫と、スタート絡み以外は対応できそう。

(サウジダービーの映像。中団から最後2馬身差くらいまで詰めている)

今年は強力な先行馬が、ポイント争いで落ちたり、そもそもバファートだったり等の理由で少なく感じる。昨年の先行勢玉砕も相まって劇的なハイペースにはならない予感はするがどうだろう。とにかく課題はスタートだと思う。
POG的には既に118+5。負けても保険は効いている状態なのが本当にありがたい。


④Auguste Rodin

ディープ産駒がイギリス三冠を目指すというなら見たいよなぁ!


ロマン枠指名。適性とかクラシックに通用するかとかは正直分からん!
あわよくばレーティングも積んで欲しい。頑張れ!


⑤Munnys Gold

アメリカ生え抜きでは唯一の指名。牝馬かつ短距離馬なのでレーティングを稼げるかは不安も、3歳のロマン枠で。


昨年6月に行われたデビュー戦のパフォーマンスが非常に好みで、単独指名狙いだった。そしたら指名締切半月前に3歳ベイヤー1位になり、単独指名は恐らく叶わず。でも指名してまえ精神。


それはそうと、3月のフロリダ産限定戦(7ハロン)のパフォーマンスは素晴らしかった。後にドバイGSを勝つSibeliusのペリカンS(6ハロン)勝ちタイムが1分08秒75で、Munnys Goldの6ハロン通過タイムは1分08秒16...ええ...。

↓ Munnys Goldのラップタイム

↓ Sibeliusのラップタイム


当日の馬場の差も恐らくそんなに無く、斤量も古馬セン馬Sibeliusは124ポンド(56.2kg)、3歳牝馬Munnys Goldは122ポンド(55.3kg)での記録と、同世代混合戦のアローワンスにも満たない。
ということでこれはGamine以来の怪物ではないか?と早くも期待してしまう。良馬場向きだと思うので、次走予定のチャーチルダウンズではあんまり期待していないが、勝ってくれると嬉しい。夏のサラトガと秋のサンタアニタが本番!


⑥Chez Pierre

フランス→アメリカの移籍馬で、4月のメーカーズマークマイルがアメリカ移籍4戦目。

そのメーカーズマークマイルでModern Gamesを破りG1初制覇を果たした訳だが、その競馬が先行抜け出しからま~力強かったこと。
BCマイル優勝馬のレーティングで125(現在のGolden Sixty)や124(現在のタイトルホルダー)を超えることはほぼありえないので、本当にただPOG馬として追っかけたいだけ枠。メーカーズマークマイル勝ちで119か120は付いて欲しいな~という感じなので、そこからどれだけ伸ばせるか。頑張れ!


⑦Militarize

ニュージーランド生産オーストラリアの現2歳馬で、8月からは3歳馬扱い...になるはず。(ルールを把握していない)

ゴールデンスリッパーは外枠でノーチャンスも、イングリスサイアーズ→シャンペンSと2戦連続で抜群の末脚を使い優勝。
豪2歳戦線で結果を残したDundeel産駒といえばCastelvecchioと同じパターンで、中距離適性も大丈夫でしょう。
もしかして、既に高いレーティングを獲得しているソールオリエンスとデルマソトガケを除いたら全世界の3歳馬で一番現実的にレーティングを見込めそうなのがこの馬だったりしません??コックスプレートも49.5kgを活かして頑張れ!!


⑧Free Wind

個人的に欧州で今一番強いのではないかと密かに思っているこの馬。

一昨年のパークヒルフィリーズSを大きな差を付けて圧勝。このメンバー相手では次元が違うという感じで、もう見るからに強い。

かなり間が空いて、次走は昨年のランカシャーオークスだった。最後の直線でクローリー騎乗のEshaadaに進路を塞がれる不利を受けラチに激突するも、Eshaada(前年の英チャンピオンF&M優勝)やSea la Rosa(後にロワイヤリュー賞優勝)をまとめて差し返した。強すぎ。
昨年はラチにぶつかった時の怪我でその1戦しか使えなかったが、今年こそは頂点を極めてほしいところ。
古馬牝馬なのでレーティングを稼げるかという点でかなり疑問はあるが、ここもPOG馬として追っかけたいということで。昨年はAlpinistaが123だったので、それ以上が目標。


⑨Romantic Warrior

この枠はドウデュース・タイトルホルダー・Golden Sixtyで迷った…。

ドウデュースはレーティング129持ちのイクイノックスに再度勝っても全くおかしくない(というよりそれぐらいのパフォーマンスを見たい)が、先述の通り北海道放牧が順調に行かなかった場合はレーティング120で止まってしまうので、それが心配。
タイトルホルダーは既に124を獲得しているものの、昨年の宝塚のあのクッソ強い競馬でレーティング124止まりならこれ以上はどうやって積むの…という不安が残る。
Golden Sixtyも同じで、既に125持っているもののどうやってレーティングを積むかがイマイチ想像できない。
Romantic Warriorはクイーンエリザベス2世カップでレーティングを積めそうだけど、現在は123でGolden Sixtyやタイトルホルダーより低い。

……以上4頭で悩みに悩み、Romantic Warriorを指名。
クイーンエリザベス2世カップの面子がDubai Honour122、ヒシイグアス120(追記注:ヒシイグアスは回避)、ジェラルディーナ115(+4)、ダノンザキッド118...ならばここでレーティングを盛りたい。Money Catcherが115、プログノーシス113なので、それを基準に低く付けられたら咽び泣く。
まあ盛れなくても既に123なら許容範囲かな?というバランスで指名。


⑩Alpenjager

昨年の2歳独G3ラティボーレネンの優勝馬。

(レースは2:35:48~)

恐らく昨年のドイツ2歳戦では最もメンバーレベルが高かったレースで、その中で7馬身差圧勝ならばかなり期待できるかと。近5年の2歳ドイツ馬でここまでワクワクさせられたのは2021年ヴィンターファヴォリテン勝ち馬のSea Bay(レース後故障引退)くらいだったと思うので、期待。
昨年のドイチェスダービー・ダルマイヤー大賞優勝馬のSummarcoですら115しか付かなかったので、出来れば古馬混合G1かつ英愛仏の馬相手と戦った時も強い競馬が見たい。出来ればTunnesの120を超えてほしいが……それはちょっと願い過ぎ?

P.S.ドイチェガロップで調べる際にドイツ語馬名” Alpenjäger ”でしか出てこないので若干大変。


総括
日本3頭、英愛2頭、独1頭、米2頭、香1頭、豪1頭。
世界的に見ると恐らく日本馬(多分香港も)のレベルが圧倒的に高いので、もっともっと日本勢を指名しても良かった感触はある。指名馬のうち日本馬以外で明らかに指名しないとまずそうな感触があるのはオーストラリアのMilitalizeくらいで、他は正直全然分からんな~と。そもそも英愛仏3歳路線がAuguste Rodin、Chaldean、Little Big Bearその他どの馬が2000ギニーを勝つかが見当もつかない時点でかなり厳しく、それならAuguste Rodin一点張りでいいや!という思考放棄。
個人的に海外競馬だとアメリカ競馬が大好きで贔屓したくなり、実際贔屓した。が、その色眼鏡をかけても指名できるのはMunnys Goldくらいかなというのが第一感。その他期待できるのは芝路線のChez Pierreで、レーティングは積めないと分かっていても指名したくなる魅力有り。いやそれでは指名してはいけない訳だが…まあ、初参加ということでエンジョイ!
この布陣でよろしくお願いします。


おまけ:指名を迷った馬

・ドウデュース

・タイトルホルダー

・Golden Sixty

(Romantic Warriorの欄で書いたので省略)


・Chaldean

・Little Big Bare

戦略的にはAlpenjagerとかよりも絶対指名した方が良かった枠
エンジョイ!


・Touchuponastar

3月に米フェアグラウンドで行われたルイジアナ限定戦を好パフォーマンスで勝った馬。
指名しなかった理由はメンバーレベルが上がった時の追走力が疑問だったこと。Munnys Goldはそこの心配がまずいらなかったのが非常に大きかった。


・Angel of Empire

現状アメリカ3歳勢で一番強いパフォーマンスを見せているのはCave Rockかこの馬だと思っていて、ちょっと迷った。ただ、今回あえてアメリカ3歳勢を指名するならデルマソトガケの方が良いのかな~と。


・マンダリンヒーロー

自分の主催しているPOGでヒーローコールを指名していることもあり、マンダリンヒーローがアメリカで勝っている姿はかなり見たい。ただ、ケンタッキーダービーが除外濃厚なのと、プリークネスSを勝ってもあまりレーティングは付かないイメージ(Early Votingが118)があるので。


おまけのおまけ:調べていて「えっ」となった馬

・Quality Road

Quality Road(GER)が爆誕していた。現3歳。

Alpenjagerの情報を収集しようと思い「ドイツ語分かんね~」と思いながら動画を見ていたら、63秒ぐらいからJustifyの写真が映って、その30秒後くらいにQuality Roadが紹介された。ドイツなのにえらい米国血統だな…と思ったら、Quality Roadは同名のシールゲン厩舎の馬だった。国際保護馬名じゃなかったんかい!
昨年11月のデビュー戦を勝利しているし、何よりこの動画に載っているということはシールゲン厩舎のドイチェスダービー期待馬なのだろう。いやいや、本当に勝っちゃったらどうすんだこれ…..。

追記:ケルフロイデ(京成杯2着馬)のいとこにあたるらしい。草

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