先日の「アツギ炎上騒動」について
本格的な?投稿第1回目は、アツギの炎上騒動について個人的に思うことを書いてみようと思います。
・炎上内容について
ことの発端と炎上内容はこちらの記事にあります。
始まりは今回のPRを不快に感じた女性達からのアツギに対する批判が殺到したという騒動でしたが、それに対して男性全体が貶められているように感じた(?)男性達が、アツギを批判する女性達に対して更に批判をするなど、アツギに対してだけでなく男女間・異なる価値観の人同士のヘイト合戦にまで広がっており、一企業の炎上を越えてしまっているとも言えます。
※もちろんアツギに対して批判的な男性も多くいますし、ここまで炎上するほどではないという冷ややかな女性も一定数いるようです。
・色々な意見がありますが悪いのは当然アツギ
様々な意見が飛び交っていますが、結論を言ってしまえば今回の騒動は当然騒動の発端となったPRを行ったアツギに責任があると思います。
もちろん「性的消費」といった意図はなかったのでしょうが、今のご時世「そんなつもりはなかった」は通用するはずがありませんし、この炎上を想像できなかったのはあまりにプロ意識が欠落していると言わざるをえません。(そもそもPRとしてズレ過ぎていて単純にスベっていると思いますし)
感覚的な話は人それぞれ違うので、否定的な意見が想像できなかったのは仕方ないかもしれません。
ですがプロの仕事として、会社の看板を背負いプロモーションを行う際には担当者個人や部署メンバーの主観だけで判断をしていいはずがありません。
・こうするべきだったのでは?
今回おそらくアツギは行っていなかったのではないかと思う、「こうすればよかったのでは?」という例を挙げたいと思います。
まず一つは社内で、できれば全社的に(特にあえてPRに関係のない他部署に)今回のキャンペーン内容について回覧し、客観的な感想・意見を募るべきでした。
そうすればまず間違いなく「不快に思う人もいるのではないか」という意見は内部からも出たはずなので、今回の炎上を回避することもできたのではないでしょうか。
また広告等を公開する際には、過去の数々の炎上事例と照らし合わせ、これから自分達が行うPRには問題になりうる要素がないか慎重に判断するべきです。これもプロとしてPRを担当する者としては当然必要なことでしょう。
これからのPRは「どうすれば売れるか」だけでなく「どうすれば炎上しないか」を同時に考える必要があり、自分達で炎上要素に気づけないのならば、過去の例から学ぶことが大切なのだと思います。
それと今回はどうかわかりませんが、クリエイターに対しての間違った気遣いや関係性から、指摘や修正依頼ができなかったというパターンもあるかもしれません。
義理人情など"なあなあ"で仕事をせず、企業とクリエイターはドライな関係でいいのではないかと思います。
・最後に
とはいえ、いざ自分がPRを行う際にそれを徹底できるかは断言できないため、今回のような炎上騒動が起きるたびに、他人事だと思わず自分が同じ失敗をしないよう考え・学ぶ姿勢が大切なのだと思います。
「企業が行うPRとしての問題点」という観点からの意見は以上になりますが、今回の件は他にも色々思うところはあります。時間があればまた改めて書いてみようと思います。
※書き終えてから気になったけど、”PR”の使い方合ってるのか…?