パナソニックの食洗器を買う前に必ず読む記事
食器洗いって面倒ですよね。
おなか一杯になったあと、ゆっくりしたいのに食器洗いが待っている、というのは誰でも辛いものではないでしょうか。
そんな面倒を食洗器で一気に解決!
これで手洗いとさよなら~~、、、となる前に、メリットとデメリットをよく検討してから購入されることをおススメします!
(この記事は据え置き型(キッチンに内蔵していないタイプ)について書いています。ビルトインタイプでは無いのでご注意を。)
十分知ってるよ!!という方は、↓の目次から気になるところだけ読んでくださいね。
■事前知識
食洗器は水を使います。食洗器に自動的に水を入れる為に、今使っている蛇口の途中から水道管を分岐させる必要があります。
この分岐工事に約5,000円必要です。
セール等で工事込みの場合がありますが、大抵別料金です。
価格を検討する時にプラス1万円くらいの予算をみておきましょう。
また、分岐させる為の配管だけで1万円くらいすることもあります。
「分岐水栓」というのですが、これが別料金だと思うので注意して下さい。
シンクのハンドルの根元にメーカーや型番が書いてあると思うので、購入前に検索して調べてくださいね。
工事は自分でやる!という方は目次の中の「分岐工事DIY」を参考にしてくださいね。
■食洗器のデメリット3つ
・電気代がかかる
食洗器はお湯で洗っています。
水道から出てくる水は当然冷たいので、食洗器の中で温める必要があります。
一般的に電気で加熱するというやり方は、ガスや灯油に比べてエネルギー効率が悪いです。
食洗器に内蔵されているヒーターも例外ではなく、電気を結構使います。
1回運転させるごとにどのくらい電気代を使うか、実験したので参考にしてくだい。
洗浄(スピーディモード) :6.6円 30分で完了
洗浄+乾燥30分(標準+バイオ除菌):14.96円 1時間15分で完了
(1kwh当たり 27円で計算)
特に、洗った後の乾燥機能を使うと電気代が跳ね上がります。
なので、基本的に乾燥機能を使わない方がお財布に優しいです。
そもそも乾燥させていると、1回の運転で1時間以上かかるので、我が家の4人家族だと、乾燥無しで2回くらい回さないと時間がかかりすぎます。
乾燥機能を使わなくても、運転が終わったら扉を開けて食器トレイ(食器を乗せておくカゴ)を引き出して放置するだけで、余熱で割と乾燥出来ます。
ぜひお試しあれ。
・スペースが必要
ビルトイン(キッチンに最初から内臓されている)と違って、使いやすい位置に食洗器を置かないとかえって面倒になってしまいます。
どこに置くか、最初によく考えてから購入しましょう。
調理スペース、食器洗いスペース、洗剤置き場等、何らかのスペースを削って設置しないといけない方がほどんでじゃないでしょうか。
悩ましいのが給水と排水の問題です。私もかなり悩みました。
どこでも良いなら置けるけど、給水と排水が必要なので、自然とシンクに近い所に設置することになります。
我が家ではこんな感じです。
(生活感丸出しなのはかんべんしてください、、、)
・食洗器の中が汚れる
使っているとヘドロが付着します。
3か月~4か月掃除しないとこんな感じです。
ここは普段、扉がついている部分なので普通の人はあまり見ないかも知れませんが、隠れているところはこんなことに。
水回りの家電ではある程度仕方ありません。
毎回乾燥させていると、ここまでにはなりませんが、普通のご家庭だと、1回で1時間以上もかかる乾燥機能はあまり使わない気がします。
乾燥なしだと食洗器内にヘドロが溜まるので定期的に掃除しましょう!
ここを読んで一気に買う気が無くなった方、安心してください。
試しに水道の蛇口を下からのぞき込んでみると、水アカがついています。
水が流れるところには、ある程度溜まってしまうものです。
結局、「どこまで気にするか」なんですよね。
気になる方は1か月に1回は掃除するか、必ず乾燥機能を使いましょう!
■食洗器のメリット3つ
・時短になる
言うまでもなく、やはりこれが最大のメリットでしょう!!
食器を入れるだけであとは放置。
大きいものだけ洗えばオッケ~♪
並行して他の作業ができる!
・手が荒れない
当たり前ですが、水に触れる時間が減る=手荒れが少ない。
特に水仕事が多い女性の方はうれしいですよね。
私の妻もこの点が非常に気に入っています。
・洗浄力が高い
食洗器用の洗剤は、手洗い用に比べて洗浄力が高くなっています。
手洗い用の洗剤は、素手で触れることを考えるとどうしても強い成分を使えません。
その点、機械で洗浄する食洗器であれば強い成分でも関係ありません。
また、手洗いでは不可能な高温(約70℃)で洗うことが出来ます。
スポンジがすぐ汚れてしまって、洗うのが面倒なカレーや焼肉のあとに威力を発揮します。油汚れには最強です。
食洗器を買う前は、私の妻も、
「そんな高いもの要らないし、、、」
「きれいになるの、、、?」
「どこに置くのよ、、、?」
と、完全に食洗器否定派でした。
しかし、食洗器を買った後は
「一緒に頑張ってくれてるみたいで元気がでる」
「手荒れが無くなった」
「もう食洗器のない生活には戻れない」
と言っています。
時短家電の名は伊達ではありません。
■選びどころ
メリットとデメリットはわかった。
で、結局どれを選べば良いの?という方の為に。
大事なのは 容量 次に 価格 だと思います。
何度も運転するのは本当に面倒です。なので容量は譲れません。
多少のスペースを犠牲にしても容量は確保した方が良いです。
思った以上に入らないです。
その次に価格です。分岐工事もあるし、費用がかさみがち。
私は何でもハイエンド品が好きという人なのですが、正直に言ってナノイーとか細かい機能は使わないんですよね。
じゃぁ、なんで買ったの!?と言われそうですが、すみません。。。ただの自己満足です。
なので無駄な機能がついていないこちらをおススメします。
忙しい現代人。少しでも時間が浮くなら投資は必要です。時は金なり。
賃貸だから食洗器はムリだと諦めていませんか?
デメリットを超えるメリットがあるので、この機会に是非検討してみてくださいね。
■あわせて知りたい
・国内では選択肢が少ない
大容量の食洗器となると、国内ではパナソニック一択。
他のメーカーは撤退してしまいました。
しかし、ハイエンド品だと量販店でほぼ10万円します。
いや、高過ぎでしょ、、、ちょっとでも安く買う為に旧モデルも是非検討してください。
私が購入した4年前ですら、どんどん価格が高くなっていると言われていました。しかも、新機種が出るごとに使い勝手が悪くなっている所も。
特に大皿を入れるところのここのスペース!!!!
私が使ってモデルは折りたたんでどんぶりも入れられるようになっています。(左が大皿を入れるとき、右がどんぶりをいれるとき)
最新モデルは何故かこれが無くなっています。
何故変えてしまったんだい?パナソニックさん、、、
最新のものは
・ボトル立て(水筒なんかがまっすぐ立つ)
・コップ置き場のリバーシブル(鍋を置くときやコップが少ないときに)
・ちょこっと物置き(水筒のパッキン等の細かいものを置く)
があったりして、良いところもあります。
価格UP分と釣り合うか、ご検討を!!
・食器は食洗器用にする必要がある?
しばらく使っていると、より効率的に食器を押し込む為に、食器のサイズを食洗器に合わせて変えたくなります。
ここは人それぞれですが、長く使っていくことを考えれば徐々に変えていった方が良さそうです。
最初から最大のスペース効率で使いたい!というのは、食洗器を購入する前に私も考えたのですが、食洗器に合わせていきなり食器をすべて買い替えるというのは、なかなか難しいです。
・食器洗いのハードルが下がる
普段は食器洗いをまったくやってくれない旦那さんも、食器を放り込んでボタンを押すだけの食洗器なら、手伝ってくれること間違いなし!
実際、面倒な時でも、まぁ入れるぐらいなら、、、ということで家事のハードルが圧倒的に下がります。
これは子育てや家事で忙しい方にはかなりメリットではないでしょうか。
私も食洗器になってからは、前よりずっと、食器洗いを妻に言われる前にできるようになったと思います!
・きれいになるの?
苦手なものがあるので事前に知っておいてください。
・卵系の料理(高温で洗うとかたまる)
・時間が経った白ごはん(でんぷん質がかたまることがある)
上記の様な場合は前洗いが必要です。
また、お皿の重なり具合によっては完全に洗えていない場合もあります。
どんな家電でもそうですが、ある程度の慣れが必要です。
・乾燥後の水分は?
完全にゼロというのは難しいですね。
お茶碗の底など、凹みがある食器は多少残ると思ってください。
平らなお皿はちゃんと乾燥できます。
・分岐工事DIY
自分で分岐工事される方はこちらを参照。必要なのは2つ。
・配管を外すための工具
・分岐水栓
ご自宅のシンクの配管をよくご確認ください。
工具
そして、分岐水栓。これが高いんですよね。
最初の分岐工事の予算も、この分岐水栓の価格でかなり変わってきます。
私の場合、自分でやりたかったのですが、元の水栓が固すぎて外れず、シンクごと壊してしまいそうだったので、泣く泣く業者にお願いしました。
業者の方もかなり苦戦していて、こんな固いの!?と驚いていたのでレアケースだとは思うんですが。
ここまで読んでくださった方、有難うございました!
食洗器購入の手助けになればうれしいです。